そんな状況だったこともあり、元々今大会では優勝を目指していたわけではなかった。オフで固まってきたスイングを確認するのが主だった。「オフにスイングを作って初めての試合だったので、感じたことをまた次につなげよう、と話していました」。試合でどうなるのか。チェックという意味合いも多分にあった。
だが、結局はこの気持ちが勝利へと結びついた。川口氏が勝因に挙げたのは無欲だった。「最後まで優勝を意識しなかったことだと思います。まだまだもがいているなかで自分のプレーに集中していたのが良かったと思います。試合展開を意識せず、黙々と自分の仕事をこなしている印象でした」。変な情報を入れることなく、迷いなくクラブを振る。そんな状況が5年ぶりの優勝を生んだ。
初めてバッグを担いでから7年、専属となって2年。ようやく2人で手にしたタイトルだったが、ここで満足はしていない。「優勝はできましたが、スタート地点に立ったばかり。優勝は苦しかった時期のご褒美だと思っています。これから苦しいこともあると思いますが、乗り越えていきたい」。強い絆で結ばれた2人の強さは、まだまだこんなものではない。
だが、結局はこの気持ちが勝利へと結びついた。川口氏が勝因に挙げたのは無欲だった。「最後まで優勝を意識しなかったことだと思います。まだまだもがいているなかで自分のプレーに集中していたのが良かったと思います。試合展開を意識せず、黙々と自分の仕事をこなしている印象でした」。変な情報を入れることなく、迷いなくクラブを振る。そんな状況が5年ぶりの優勝を生んだ。
初めてバッグを担いでから7年、専属となって2年。ようやく2人で手にしたタイトルだったが、ここで満足はしていない。「優勝はできましたが、スタート地点に立ったばかり。優勝は苦しかった時期のご褒美だと思っています。これから苦しいこともあると思いますが、乗り越えていきたい」。強い絆で結ばれた2人の強さは、まだまだこんなものではない。