「リオ五輪に行けなかったことで、自分に足りないことばかりが浮かんでしまって。もっと『あれをしたい』、『これもやりたい』というなかで、(持ち球の)フェードボールの幅を狭めて、ストレートっぽくしようみたいな迷いも生じてしまって…」
実際、この年を境に年々成績は低下。16年こそ約6277万円(12位)を稼いだが、17年は約3451万円(36位)、そして18年には約2080万円(55位)まで落ちこみ、賞金シード選手の肩書を失った。さらに昨年は30試合の出場で予選落ち23度。賞金も約348万円の115位と不振をきわめた。
この間は、特に武器だったドライバーが「気持ちよく振れない」という状態。「上体がつっこむ」という悪いクセがあることを理解しながらも、「どう直していいのかが分からない」と迷路にはまり込んだ。ストレートではなく、ドローに活路を求めた時期もあったほど。しかし、このオフにコーチとともに、「ヘッドに球が当たるまでは、その場で回転する意識を持って」スイングすることを徹底。「本来の開幕の時期(3月)にはかなり調子がよかった」と、克服の手ごたえをしっかりと感じられていた。
そして復活の年になったのは、くしくも来年に延期となった東京五輪出場争いで大事になってくるシーズンだ。「リオ五輪を逃してから(東京五輪出場が)目標でした。今はかけ離れてしまっているけど、開催時期が伸びたことが、もしかしたら“ツイてる”ということになるかもしれない。できる限り頑張りたいですね」 。この大目標もこれまでと変わらず胸に秘めながら、さらなる復活ロードの歩みを進めていく。
実際、この年を境に年々成績は低下。16年こそ約6277万円(12位)を稼いだが、17年は約3451万円(36位)、そして18年には約2080万円(55位)まで落ちこみ、賞金シード選手の肩書を失った。さらに昨年は30試合の出場で予選落ち23度。賞金も約348万円の115位と不振をきわめた。
この間は、特に武器だったドライバーが「気持ちよく振れない」という状態。「上体がつっこむ」という悪いクセがあることを理解しながらも、「どう直していいのかが分からない」と迷路にはまり込んだ。ストレートではなく、ドローに活路を求めた時期もあったほど。しかし、このオフにコーチとともに、「ヘッドに球が当たるまでは、その場で回転する意識を持って」スイングすることを徹底。「本来の開幕の時期(3月)にはかなり調子がよかった」と、克服の手ごたえをしっかりと感じられていた。
そして復活の年になったのは、くしくも来年に延期となった東京五輪出場争いで大事になってくるシーズンだ。「リオ五輪を逃してから(東京五輪出場が)目標でした。今はかけ離れてしまっているけど、開催時期が伸びたことが、もしかしたら“ツイてる”ということになるかもしれない。できる限り頑張りたいですね」 。この大目標もこれまでと変わらず胸に秘めながら、さらなる復活ロードの歩みを進めていく。