9月には「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」(9月10〜13日、岡山県・JFE瀬戸内海GC)が開催される。その名の通り、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)主催のフラッグシップトーナメント。これをどういう形で行うか。
現状では、中止の知らせもなく、開催予定のまま準備が進んでいる。だが、水面下では様々な駆け引きが繰り広げられている。開催するのか、しないのか。観客を入れるのか、入れないのか。主催者であるJLPGAが決断することになる。
もちろん特別協賛のコニカミノルタ、開催コースのJFE瀬戸内海というスポンサーの意見にも耳を傾けなければならない。毎年、この大会は、開催コースがチケット販売を前提に資金を出す仕組みで運営されている。今年も同様だ。昨年の同大会は、前売り券4万8000枚が完売している。渋野日向子が、「全英AIG女子オープン」で優勝する前に売れてしまっていたというのだから、その後の女子プロ人気を考えると、今年はそれ以上のソロバンをはじいていたはず。それだけに、簡単に無観客にすることはできないはずだ。
主催者としてJLPGAはどんな決断を下すのか。後になって状況が変わって変更があるとしても、まずは早めに一度、方向性を打ち出すこと。誰にも先の読めないウイルスの感染拡大という状況下、人々の心をつなぎ留め、信頼を得るにはそれしかないはずだ。(文・小川淳子)
現状では、中止の知らせもなく、開催予定のまま準備が進んでいる。だが、水面下では様々な駆け引きが繰り広げられている。開催するのか、しないのか。観客を入れるのか、入れないのか。主催者であるJLPGAが決断することになる。
もちろん特別協賛のコニカミノルタ、開催コースのJFE瀬戸内海というスポンサーの意見にも耳を傾けなければならない。毎年、この大会は、開催コースがチケット販売を前提に資金を出す仕組みで運営されている。今年も同様だ。昨年の同大会は、前売り券4万8000枚が完売している。渋野日向子が、「全英AIG女子オープン」で優勝する前に売れてしまっていたというのだから、その後の女子プロ人気を考えると、今年はそれ以上のソロバンをはじいていたはず。それだけに、簡単に無観客にすることはできないはずだ。
主催者としてJLPGAはどんな決断を下すのか。後になって状況が変わって変更があるとしても、まずは早めに一度、方向性を打ち出すこと。誰にも先の読めないウイルスの感染拡大という状況下、人々の心をつなぎ留め、信頼を得るにはそれしかないはずだ。(文・小川淳子)