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全英連覇へコンビ復活 渋野日向子と青木コーチのリンクス対策

全英連覇へコンビ復活 渋野日向子と青木コーチのリンクス対策

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2020年8月7日 07時00分

そんななかで、スコットランド2試合でタッグを組むのは、青木翔コーチ。2017年の秋から渋野を指導する青木コーチだが、その後はプロテスト合格、国内メジャー優勝、そして昨年の全英優勝へと導いた。全英ではキャディも務め、笑顔の名タッグとして世界に感動を与えた。「キャディは全英以来ですが、試合に関して不安はまったくありません。去年のような感じで回れるんじゃないかと思います」と、昨年同様のパフォーマンスに期待も集まる。

昨年の林間コースとはとは違って、今年の全英は前週も含めてリンクス。「行ってみないと分からないですけど、どれだけバンカーに入れないか、ふさふさ(フェスキュー)に入れないか、まっすぐ飛ばせるかだと思います」というコース攻略とともに、風対策、硬いグリーンへの対処も必要とした。

6月の「アース・モンダミンカップ」では予選落ちを喫したが、その後の1カ月は、青木コーチの指導のもと、リンクス対策を練った。「グリーン周りのバリエーションが必要になってくるし、風が強いので低い球の練習をやってきました。低い球を打つボール位置で打ったら距離が今まで以上に伸びているなという印象があったので、リンクスではどうなるのかなと」と、まずはスコットランド女子オープンで、本場のリンクスを見た上で、現地での調整に入る。

「正直どうなるか分からないけど、青木コーチのバックアップがあるので、最大限の力が出せるように頑張ります」。大幅に狂ったスケジュールも、ここで一度秋までの道筋が決まった。米国入りに勢いをつけるためにもスコットランド連戦で結果を出す構え。名参謀を従えて、全英覇者・渋野日向子の新たな挑戦がまもなく始まる。

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