そこで思うのは、来年だけでも合格枠を拡大するのはどうだろうか。レベルの高い選手、いやそもそもQTに出場できる人数が増えるということはツアーのレベルアップにつながるはずだ。また、会員が増えることによって集まる会費が増えれば、放映権料でやりたいと話していた選手や会員への投資、トーナメント価値向上のための原資としても大いに活用できるだろう。
一方で、正会員が増えることのデメリットは何だろう。正直あまり思いつかない。会員をむやみに増やすことで正会員の希少価値が下がることくらいか。日本女子プロゴルフ協会の広報は、20位タイという数字が正しいかは置いておいて、「ある程度の技術の線引きが必要」という回答をした。けれども、ツアーに出場するためには、主催者推薦の規定試合を除けばプロテスト合格だけでなくQTでの成績も必要だ。そこで“ある程度の技術の線引き”はできるのではないか。現に世界の女子ツアーで一番レベルが高いとされているUSLPGAツアーにプロテストなるものは存在しない。
プロになることはゴールではない。ツアーで活躍する、お金を稼ぐためのスタートラインだ。また、ツアーのレベルは高ければ高いほどいい。そのための門戸を狭める必要は全くないと思うのだが、いかがだろうか。(文・秋田義和)
一方で、正会員が増えることのデメリットは何だろう。正直あまり思いつかない。会員をむやみに増やすことで正会員の希少価値が下がることくらいか。日本女子プロゴルフ協会の広報は、20位タイという数字が正しいかは置いておいて、「ある程度の技術の線引きが必要」という回答をした。けれども、ツアーに出場するためには、主催者推薦の規定試合を除けばプロテスト合格だけでなくQTでの成績も必要だ。そこで“ある程度の技術の線引き”はできるのではないか。現に世界の女子ツアーで一番レベルが高いとされているUSLPGAツアーにプロテストなるものは存在しない。
プロになることはゴールではない。ツアーで活躍する、お金を稼ぐためのスタートラインだ。また、ツアーのレベルは高ければ高いほどいい。そのための門戸を狭める必要は全くないと思うのだが、いかがだろうか。(文・秋田義和)