だが笹生自身は、パットについて「得意ではないです」と苦笑いを浮かべる。今大会の4日間の平均パット数は28.75で全体の3位タイにつけるが、「いいといっても30回(2日目は31回)とか打ちますよ(笑)。そんなにすごくないし、普通だと思います」とあっけらかんと言い放つ。ただ、外すと後々に響きそうな場面でミスはしない。それが安定感につながってくる。
ラウンド中は、“女タイガー”ともいわれるパワフルなプレーで規格外の実力を見せるが、コースを離れると明るい19歳だ。小祝との激しい優勝争いも、感想を聞かれると「楽しかったです。小祝さんは優しいですし、会話しながらラウンドしていました。楽しかった」とニコニコ。最終日は、早朝から降り続いた雨の影響で3時間30分もスタートが遅れたが、そのあいだも“自分の世界に閉じこもる”…、ということはなく「ずっとこの辺りをブラブラしていました。寝ると失礼かなと思って」と、仲間と大笑いしながら、ガールズトークを楽しみながら過ごした。
それでも夢を聞かれると、「小さいころから世界一になりたかったです。なれるかはわからないけど頑張りたいです」とキッパリと答える。10代での2大会連続優勝は、宮里藍、畑岡奈紗に続く史上3人目の快挙。「その2人と同じことを自分もできたことはうれしいですね」。近い将来の参戦を希望している米国女子ツアーで実績を残す先輩に追いつけ追い越せとばかりに、スーパールーキーの勢いは、さらに増していくに違いない。(文・間宮輝憲)
ラウンド中は、“女タイガー”ともいわれるパワフルなプレーで規格外の実力を見せるが、コースを離れると明るい19歳だ。小祝との激しい優勝争いも、感想を聞かれると「楽しかったです。小祝さんは優しいですし、会話しながらラウンドしていました。楽しかった」とニコニコ。最終日は、早朝から降り続いた雨の影響で3時間30分もスタートが遅れたが、そのあいだも“自分の世界に閉じこもる”…、ということはなく「ずっとこの辺りをブラブラしていました。寝ると失礼かなと思って」と、仲間と大笑いしながら、ガールズトークを楽しみながら過ごした。
それでも夢を聞かれると、「小さいころから世界一になりたかったです。なれるかはわからないけど頑張りたいです」とキッパリと答える。10代での2大会連続優勝は、宮里藍、畑岡奈紗に続く史上3人目の快挙。「その2人と同じことを自分もできたことはうれしいですね」。近い将来の参戦を希望している米国女子ツアーで実績を残す先輩に追いつけ追い越せとばかりに、スーパールーキーの勢いは、さらに増していくに違いない。(文・間宮輝憲)