＜サントリーレディスオープンゴルフトーナメント　2日目＞◇10日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,499ヤード・パー72)

　兵庫県にある六甲国際ゴルフ倶楽部で開催されている、国内女子ツアー「サントリーレディスオープン」の2日目。2アンダー8位タイスタートの宮里藍は、2バーディ・1ボギーとスコアを1つ伸ばしたが順位は14位タイに後退。首位とは6打差で決勝ラウンドに臨む。

宮里藍のプレーを1打速報で振り返る

　全体的に大きなミスはなかったが、パットのタッチが微妙に合わなかった。1番パー5でさっそく5メートルのバーディチャンスを迎えたが決めることが出来ずパー発進。3番パー3ではティショットを3メートルにつけてチャンスにつけながらも、ここもモノにすることは出来なかった。最初のバーディが来たのは4番パー5。3打目を1.5メートルにつけてバーディを奪うがあとが続かない。それ以降は我慢のゴルフとなり、前半は1つしかスコアを伸ばせなかった。

　「雨の影響もあり、後半はだいぶ(グリーンが)重たかった」10番で2つ目のバーディを奪ったもの、11番ではカップ手前でボールは止まりパー。12番ボギーのあと、14番ではバーディパットがカップに蹴られるなど「踏んだり蹴ったりでした…」と宮里はこぼす。だが、グリーンを外した場面では確実にパーセーブするなど随所に宮里らしいプレーも披露。「欲を出せば、あと2つぐらい伸ばせた」と唇を噛んだが「こういう日もある。だが、こういうときに気持ちを切り替えて、1打1打ていねいにできたのでそのこと自体が良かったです」と最後まであきらめなかった自分のプレーには納得の表情だった。

　首位とは6打差で迎える決勝ラウンド。宮里は「トップとの差を縮めるより、しっかり自分のプレーをしていきたい」と話すしたものの「ゴルフの調子は悪くない。あとは自分次第でどうにかなるかな。あと2日あるので、6打差はぎりぎりチャンスがある」と自信も見せた。