＜サントリーレディスオープンゴルフトーナメント　3日目＞◇11日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,499ヤード・パー72)

　兵庫県にある六甲国際ゴルフ倶楽部で開催されている、国内女子ツアー「サントリーレディスオープン」の3日目。3アンダー14位タイでスタートした宮里藍は、4バーディ・1ボギーとスコアを3つ伸ばしトータル6アンダーでホールアウト。首位との差は6打と変わらなかったが、6位タイに浮上して明日の最終日に臨むこととなった。

宮里藍のプレーを1打速報で振り返る

　宮里は昨日同様、3番まで我慢を続けると4番パー5でバーディ奪取に成功。9番で3パットのボギーを叩きイーブンで折り返したが、後半の10番、12番、17番でバーディを奪って3日目を終えた。

　この日の宮里は、ティショットでフェアウェイを外したのは最終18番だけ。朝の練習でスタンスが少し広すぎたのに気づき、3センチほど狭めることを意識して安定したティショットにつなげた。アイアンショットについても「前半は球がつかまりすぎた」と話したが、特に修正することもなくフィーリングを取り戻した。だが、昨日に続き再三チャンスをつくりながら、勝負どころのバーディパットが決まらず足踏み。後半で短い距離のバーディパットを3つ沈めたが、首位との差は縮めることは出来なかった。

　それでも宮里は「中盤はパターで我慢する形となったが、スコアは落としていなかった。内容は悪くなかったです」と前向き。首位と6打差の位置についても「どれだけ自分のプレーを出来るかですね。結果は後からついてきます」と明日も自分のプレースタイルを変えるつもりはない。いままで宮里は「勝った試合のほとんどは、スコアを意識していない。どれだけ1打1打に集中できるか」という信念で勝利を重ねてきた。明日もていねいなゴルフを心がけて全力でプレーするのみだ。