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「チャンスをつかめないことが多い」 2位終戦の小祝さくらに芽生えた“日本タイトル”への意識

「チャンスをつかめないことが多い」 2位終戦の小祝さくらに芽生えた“日本タイトル”への意識

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2020年10月4日 16時57分

「英莉花ちゃんもすごくいいプレーをしていたので、相当頑張っても追いつけませんでした」。まずは終始安定したプレーを見せた原を讃えたが、なによりも悔やんだのはダブルボギー1つを叩くなど「73」で終えた3日目のプレーだった。「なんでこんなダボを叩くんだろう…」。納得がいかない形でのスコアロスが、最後まで重くのしかかった。「メンタルや技術がまだまだ。明日からまたしっかり練習して頑張りたいです」。

初日のラウンド後。日本一の称号がかかった公式戦を戦う意識について聞かれた時、「メジャーということを忘れていました」とおっとりとした口調で話していた小祝。しかし、この雰囲気のなか優勝争いをし、そして敗れたことで、意識に少し変化が訪れた。

「今年は(畑岡)奈紗ちゃんや海外の選手がいなくて例年とは違ったけど、日本タイトルということは変わらない。チャンスはあったのに。そのチャンスをつかめないことが私は多いですね」

今年9月の公式戦「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」でも優勝争いに絡みながら、6位タイに終わった。メジャー2戦連続惜敗の末に芽生えた、ビッグタイトル獲得への意識。この悔しさを糧に、次こそは自らの手でつかみとる。(文・間宮輝憲)

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