＜樋口久子 三菱電機レディス 初日◇30日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6585ヤード・パー72＞

ディフェンディングチャンピオンとして出場した「AIG女子オープン」など長い遠征を終えて、約4カ月ぶりに日本ツアーに復帰した渋野日向子が魅せた。「樋口久子 三菱電機レディス」初日、8番ホールで自身ツアー2度目となるホールインワンを達成した。

ホールインワンのボールを拾い上げるシブコ【大会フォト】

8番アイアンから放たれたティショットは、ピン手前2.5mに着弾すると、そこから2バウンドしてそのままカップイン。「奥に傾斜しているのでころがってもいいなと思って8番アイアンで打ちました。（入った瞬間は）見えてなくて、音で分かりました」と口を手で押さえるなど本人も驚きのエース達成。キャディの門田実氏とひじタッチで喜びを分かち合った。

だが、後半で「短いパットを外してしまって、気持ちも切り替えられませんでした」と3ボギーを叩き、この日は1イーグル・1バーディ・3ボギーの「72」。イーブンパーで32位タイと後半は苦しんだ。それだけに「今日アンダーで回りたかったですが、明日は絶対アンダーで回り切りたいと思います」と次の18ホールへ強い言葉で意気込んだ。