＜樋口久子 三菱電機レディス 最終日◇1日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6585ヤード・パー72＞

鳴り物入りでプロの世界に飛び込んだ安田祐香が2バーディ・1ボギーの1アンダーにまとめて、トータル1アンダーの16位タイで大会を終えた。3試合を頸椎捻挫のため欠場、2週前の「富士通レディース」も途中棄権と不安があったなかでのプロベストフィニッシュに安堵した。

安田祐香の2020年版ドライバースイングがこれ【連続写真】

前日は8番パー3でホールインワンを達成するなど「69」。2日連続でスコアを伸ばし初日の出遅れを取り返した。「グリーンも硬く仕上がっていると思うので、その中で2日間アンダーパーで回れたのは自信になりました」と、表情も明るい。

気になっていた首の痛みも発症せず。「天気もすごくよかったので気にせずに回れました。ショットもいいものが増えて、だんだんよくなってきているという感じです」。9番パー5では2打目を池に入れたがボギーにおさめ、安定のラウンドには満足感が浮かぶ。

2020年の残りは来週の「TOTOジャパンクラシック」から3試合が決まっているが、これをキッカケにさらなる飛躍を目指す。「来週も今週以上にベストフィニッシュできるように頑張りたい」。スーパールーキーがそろそろ本領を発揮する。（文・高桑均）