＜TOTOジャパンクラシック　最終日◇8日◇太平洋クラブ 美野里コース（茨城県）◇6554ヤード・パー72＞

妊娠7カ月で大会に臨んだ横峯さくらは、トータル5オーバー・76位でフィニッシュ。ラウンド後には「無事に3日間を終えられてホッとしています。1日でもアンダーで回れたらよかったですけど、試合になると難しいですね」と感想を述べた。

開幕前には“親子3人”で記念撮影も

妊娠前と妊娠後では、「ミート率が全然違いますね。お腹が大きいのでアドレスの距離感も変わりますし、3日間通じて同じスイングは全然できてない（笑）。試行錯誤しながらでいっぱいいっぱいでした」と変化も大きかった。

それでも米国ツアーのように妊娠、出産した選手が当たり前のようにプレーできる環境に日本もなってほしいという思いを伝えるためにも、懸命にクラブを振り続けた。「チャレンジすることが大事。何かを感じてもらえれば」という気持ちは、きっと他の選手たちにも届いたはずだ。

「きょうが一番胎動を感じて、すごく元気でした。3日間いい子にしてくれていました」と話す表情は、すっかり優しい母親のもの。来年2月21日に男の子を出産する予定だ。この期間も体調を考慮しながら練習を続け、「しっかり元気な赤ちゃんを産めるように頑張ります」とまだ見ぬ我が子との対面を待ちわびる。