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優勝争いでも屈託のない笑顔 『楽しむ』ことは強さなのか【記者の目】

優勝争いでも屈託のない笑顔 『楽しむ』ことは強さなのか【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2020年11月24日 08時00分

数年前まではほとんどいなかったタイプの選手がまた勝った。トーナメントは真剣勝負の場。一つ勝てば人生が変わる舞台。上田桃子の言葉を借りれば「試合は戦い」。そんな優勝争いのなかで、いいショットをしても笑顔、ミスをしても笑顔。時には体をくねらせる。そう、史上3番目の若さで2週連続優勝、そしてツアー通算4勝目を挙げた古江彩佳だ。

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古江には、優勝争いに挑む前日に目標を聞かれると必ず言う言葉がある。「あしたも楽しんでやりたい」。優勝したい、10アンダーで回りたい、相手に負けないようにしたい…。そういったことよりも『楽しむ』ことを優先する。

古江を筆頭に今の若い選手たちは、この『楽しむ』ということをよく口にする。だが、ある年齢以上の選手にはなかなか当てはまらない。34歳の上田が「私は楽しむということはなかなかしっくりきません。年齢的な違いもあるのかな。楽しめるのはいいことだと思いますが、私が楽しいのは趣味。ゴルフの試合は戦い」と言えば、32歳の菊地絵理香も「楽しむというのはなかなか難しいですね」と同意する。

そもそも『楽しむ』とは何なのか。この言葉にはたくさんの意味がある。広辞苑に「満足で愉快な気分である。快い」、もしくは「豊かである。富んでいる」と出てくるように、多種多様な使われ方をしている。では、古江はどんな意味で考えているのか。今季初勝利を挙げた「デサントレディース東海クラシック」の優勝会見で、どうやったら『楽しいラウンドだったと言えるのか』を聞かれたときにこう答えた。

「一日を終えてというよりかは、1打1打ミスしても、いいショットを打っても楽しく、前向きに考えられることが楽しくできることかなと思っています」

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