この52度のウェッジは、今季開幕前に徹底的に練習を重ねたものだ。しかし、6月の「アース・モンダミンカップ」などで結果を出すことができず、その後はこれまで使用してきた58度に頼る場面ばかりだった。海外転戦から戻り、国内ツアー復帰戦となった10月の「樋口久子 三菱電機レディス」でも、「(58度以外の)他のクラブで簡単に寄せる練習をもっとしないと。でも“怖い”という気持ちがあって、持てていない。自信がないから、今まで使ってきたもの(58度)に頼ってしまう」と、苦悩を語っていた。それを2020年最後のメジャー大会で、武器に変えるつもりだ。
昨年は賞金女王戴冠の可能性を残すなか臨み、最終的に2位タイで終えた。惜しくも女王には一歩届かなかったが、最終日の18番では2.5メートルを決めてバーディ締めと、怒とうの一年をいい形で終えたコースとなった。その話を振られると「去年はよくここでアンダー(トータル7アンダー)を出したなと。あんな締め方はもうできん!(笑)」と言って大きく表情を崩した。
「去年とは状況も違うし、そのなかでしっかり内容を考えてプレーしたい」。今年は結果だけではなく、2021年につながる“自信”を、この4日間で求めていく。(文・間宮輝憲)
昨年は賞金女王戴冠の可能性を残すなか臨み、最終的に2位タイで終えた。惜しくも女王には一歩届かなかったが、最終日の18番では2.5メートルを決めてバーディ締めと、怒とうの一年をいい形で終えたコースとなった。その話を振られると「去年はよくここでアンダー(トータル7アンダー)を出したなと。あんな締め方はもうできん!(笑)」と言って大きく表情を崩した。
「去年とは状況も違うし、そのなかでしっかり内容を考えてプレーしたい」。今年は結果だけではなく、2021年につながる“自信”を、この4日間で求めていく。(文・間宮輝憲)