17番パー4ではアプローチを寄せきれず、ついにボギーが来てしまったが、その時の心境はなぜか「安心した」というものだった。それは「今までの調子、これまでの初日のプレーを思い返すと、ボギーを打っていないのが不思議」という“違和感”を覚えていたからだ。
ミスショットが、宮崎CCの特色ともいえるグリーン周りのティフトン芝を避けるような場所に落ち、難を逃れてきたこともその理由としてあった。「ノーボギーだったのがビックリで落ち着かない」。そんな気持ちを抱えながらのラウンドにはなったが、同時に“復調”への自信もしっかりと深めることもできた1日にもなった。
「スイングのリズムはすごくよくなっていて、ミスショットの幅も減っている。ドライバーも振れて飛距離も少し伸びた。アイアンに関しても、しっかりヒットした時は距離が出ている。そこは(5位で終えた)先週よりもよくなっていますね」
開幕前日にはアプローチで、これまで「怖い」という気持ちを抱えていた52度のウェッジを多用するプランも明かしていたが、「ティフトンからの場面がなかったので」ときょうは回避。安心して58度を握ることもできた。そんなアプローチの場面でも「グリーンを外した時、今まではビビッて『パーを獲れるかな』ということばかり考えていたけど、今は『どこに落とそうかな』とイメージするのが楽しい」と心境に変化が生じている。
「まだ確信には至ってないけど、少しずつ自分らしいゴルフができているかな。ポジティブに考えていいのかなって思います」。ラウンド中にうなだれるような場面もほとんどなかった。初日を終え単独トップに立った原英莉花とは1打差。渋野日向子はここ宮崎で、今後につながる大事な結果、そして気持ちを取り戻しつつある。(文・間宮輝憲)
ミスショットが、宮崎CCの特色ともいえるグリーン周りのティフトン芝を避けるような場所に落ち、難を逃れてきたこともその理由としてあった。「ノーボギーだったのがビックリで落ち着かない」。そんな気持ちを抱えながらのラウンドにはなったが、同時に“復調”への自信もしっかりと深めることもできた1日にもなった。
「スイングのリズムはすごくよくなっていて、ミスショットの幅も減っている。ドライバーも振れて飛距離も少し伸びた。アイアンに関しても、しっかりヒットした時は距離が出ている。そこは(5位で終えた)先週よりもよくなっていますね」
開幕前日にはアプローチで、これまで「怖い」という気持ちを抱えていた52度のウェッジを多用するプランも明かしていたが、「ティフトンからの場面がなかったので」ときょうは回避。安心して58度を握ることもできた。そんなアプローチの場面でも「グリーンを外した時、今まではビビッて『パーを獲れるかな』ということばかり考えていたけど、今は『どこに落とそうかな』とイメージするのが楽しい」と心境に変化が生じている。
「まだ確信には至ってないけど、少しずつ自分らしいゴルフができているかな。ポジティブに考えていいのかなって思います」。ラウンド中にうなだれるような場面もほとんどなかった。初日を終え単独トップに立った原英莉花とは1打差。渋野日向子はここ宮崎で、今後につながる大事な結果、そして気持ちを取り戻しつつある。(文・間宮輝憲)