シーズンは終わらなくとも、まずは一区切り。賞金ランキングを始めとするスタッツのトップの選手のコメントや今後の抱負。12月末に理事選挙を控えているとはいえ、来年に向けての組織の抱負くらいは載せてもいいはずだ。日程発表についても、いつするか、くらいのことは言えばいい。コロナ禍の年だからこそ、前向きな話をできるだけ多く。その上で隠し事は少なく。信頼はそこから生まれる。
来年は観客として試合を見られるのかどうか。コアなファンが一番気にしているその部分について、一言あってもいいだろう。感染拡大状況次第なのは、日本中誰だってわかっている。それでも「できるだけ前向きに観客に見てもらう方向で」くらいの話はしてもおかしくない。それでもできないのなら仕方ないが、「主催者丸投げ」ではそれもできないのか。
試合の少ない中でも、笹生優花や古江彩佳などのルーキーの活躍や原英莉花の飛躍など、盛り上がりを見せた今年の女子ツアー。その盛り上がりを消さないまま、3月につなげるために何をしたらいいのか。
新聞、雑誌、テレビ、そして選手個人やファンのSNSに頼るだけではなく、まずはツアーから積極的な発信が必要だ。それが呼び水となり、流れができれば後は勝手に盛り上がってくれるのが現代だ。
いつになったら落ち着くかわからない感染症の真っただ中にいるからこそ、いつも以上に求められるのが発信力。オフの盛り上がりがファンをつなぎ留め、増やし、スポンサー獲得にもつながる。ツアーにとっても選手個人にとっても大切なこの時期を、無駄にしてはならない。(文・小川淳子)
来年は観客として試合を見られるのかどうか。コアなファンが一番気にしているその部分について、一言あってもいいだろう。感染拡大状況次第なのは、日本中誰だってわかっている。それでも「できるだけ前向きに観客に見てもらう方向で」くらいの話はしてもおかしくない。それでもできないのなら仕方ないが、「主催者丸投げ」ではそれもできないのか。
試合の少ない中でも、笹生優花や古江彩佳などのルーキーの活躍や原英莉花の飛躍など、盛り上がりを見せた今年の女子ツアー。その盛り上がりを消さないまま、3月につなげるために何をしたらいいのか。
新聞、雑誌、テレビ、そして選手個人やファンのSNSに頼るだけではなく、まずはツアーから積極的な発信が必要だ。それが呼び水となり、流れができれば後は勝手に盛り上がってくれるのが現代だ。
いつになったら落ち着くかわからない感染症の真っただ中にいるからこそ、いつも以上に求められるのが発信力。オフの盛り上がりがファンをつなぎ留め、増やし、スポンサー獲得にもつながる。ツアーにとっても選手個人にとっても大切なこの時期を、無駄にしてはならない。(文・小川淳子)