昨年、新型コロナウイルスの影響で延期となった日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストが、いよいよ3月の1次予選からスタートする。今年は2020年度、21年度ぶんと2度開催の予定になっているツアーへの“登竜門”。それを目前に控えた受験者たちは、どのような心境で本番を待っているのか? 今回は5度目の挑戦となる幡野夏生に話を聞いた。
会場の幡野夏生は、こんな感じの元気娘
“女子ツアーの元気印”。幡野の印象は?と聞かれると、こんな表現がピッタリと合う。愛称はキャサリン。話を聞くと、いつもこちらの予想を軽く超えるほど明るい反応が返ってくる。だが昨年のトーナメント会場で、その笑い声を聞くことはできなかった。最終まで進んだ一昨年のプロテストに失敗し、ツアー出場の道が閉ざされてしまったからだ。
「(試合に出られないのは)しんどかったですね。今まではテストで失敗しても、QTで試合に出ることはできた。それで『プロゴルファーです』と言いやすかったんですけど、(去年は)『プロじゃないけど、アマでもないしなー』みたいな心境で。心の置きどころが難しくて、早くテストを受けたいなと思っていました」
16年のプロテスト初受験から、過去4度はいずれも最終まで駒を進めながら合格に手が届かず。そうこうしているうちにJLPGAの規定変更により、一昨年から年度末に行われる翌年のツアー出場権をかけた予選会(QT)への参加資格が、一部例外を除き正会員のみに限られることになった。これは、“単年登録選手”として試合への出場を続けてきた幡野が、QTに参加することができなくなる=ツアー出場ができなくなることを意味した。ツアー復帰には、テスト合格が必須となる。だが、その糸口すら、いつまで続くか分からない延期によって一時見えなくなった。
「なんで男子はやるのに女子はできないのかなって…。ちょっと“おこ”でした(笑)。自分でPCR検査を受けるから、やらして欲しいって。もちろんガクッときましたけど、色々な人の意見も聞きながら、とにかくコロナにならないように気をつけていました。(新しい)日程が発表された時は、『待ってました!』って感じでしたね」
会場の幡野夏生は、こんな感じの元気娘
“女子ツアーの元気印”。幡野の印象は?と聞かれると、こんな表現がピッタリと合う。愛称はキャサリン。話を聞くと、いつもこちらの予想を軽く超えるほど明るい反応が返ってくる。だが昨年のトーナメント会場で、その笑い声を聞くことはできなかった。最終まで進んだ一昨年のプロテストに失敗し、ツアー出場の道が閉ざされてしまったからだ。
「(試合に出られないのは)しんどかったですね。今まではテストで失敗しても、QTで試合に出ることはできた。それで『プロゴルファーです』と言いやすかったんですけど、(去年は)『プロじゃないけど、アマでもないしなー』みたいな心境で。心の置きどころが難しくて、早くテストを受けたいなと思っていました」
16年のプロテスト初受験から、過去4度はいずれも最終まで駒を進めながら合格に手が届かず。そうこうしているうちにJLPGAの規定変更により、一昨年から年度末に行われる翌年のツアー出場権をかけた予選会(QT)への参加資格が、一部例外を除き正会員のみに限られることになった。これは、“単年登録選手”として試合への出場を続けてきた幡野が、QTに参加することができなくなる=ツアー出場ができなくなることを意味した。ツアー復帰には、テスト合格が必須となる。だが、その糸口すら、いつまで続くか分からない延期によって一時見えなくなった。
「なんで男子はやるのに女子はできないのかなって…。ちょっと“おこ”でした(笑)。自分でPCR検査を受けるから、やらして欲しいって。もちろんガクッときましたけど、色々な人の意見も聞きながら、とにかくコロナにならないように気をつけていました。(新しい)日程が発表された時は、『待ってました!』って感じでしたね」