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飛距離の秘訣! 渋野日向子の女子離れした『分離』『掌屈』『蹴り』【目澤&黒宮のスイング鑑定団】

飛距離の秘訣! 渋野日向子の女子離れした『分離』『掌屈』『蹴り』【目澤&黒宮のスイング鑑定団】

配信日時:2021年2月9日 12時00分

編集部 渋野プロのスイングを参考にしている一般ゴルファーも多いと思いますが、手元を下げるハンドダウンのアドレスの注意点はありますか?

黒宮 全体的に左を向きやすくなるから、そこはちょっと注意ですよね。体型や身体能力によりますが、ハンドダウンは難しいと思います。実際のインパクトでは手元が浮きますから、アドレスとインパクトの差が大きくなってしまいます。そのあたりが、難易度が高い理由です。

目澤 難易度が高いと言えば、切り返しからインパクトにかけての動きもすごい。男子のトッププロに起きるような動きができている。上半身と下半身の捻転差も昔より大きくなっていますし、何よりもこんなに左手首を掌屈したまま(手のヒラ方向に曲げたまま)インパクトしたら、普通は上体が倒れてしまう。もしくは体が浮いて前傾が起きてしまいがちだけど、それをせずにインパクトを迎えられている。トレーニングの成果もあるだろうね。

編集部 左手首を掌屈することで、ロフトを立てながらフェースを閉じて当てられるから飛距離が出るということですね?

黒宮 そうです。まさに男子ですよね、この切り返しは。普通なら手と体の距離も小さくなっちゃうでしょうし、普通の女子よりもフラットに振っていると思います。これだけ左手首を掌屈できて、前傾キープして、上半身と下半身が分離して(切り返しの捻転差が大きい)、さらにインパクト付近を見ても、しっかり右足で地面を蹴れている。飛距離が出るはずです。

目澤 このインパクト直前の体勢はホントにすごいよね。

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