・基礎的なことを多めにやっている理由は？

スイングを固めるという狙いがもちろんありますが、そのスイングも、もう中堅・ベテランの域に入ってきて、怪我したり疲れが出てきたりとか力任せにはできない年になってきていると感じているので、ケガのないようなスイングだったり、波をなくすためにも再現性の高いスイングを目指してやっています。「そういうスイングって何なんだろう」と試行錯誤の繰り返しではあるんですけど、ゴルフというのは基本があっての応用と毎年自分では思っているので。飛ばすぞというよりは何百回何千回と同じスイングをできるほうが強いなと感じたので、そういう基礎的な練習を多めにやっています。毎年言っていると思うんですけど（笑）。

・再現性を高めようと思ったきっかけは？

ずっと思っていることであり、ずっとできないことでもあります。ただし、再現性を高めつつも自分の武器である爆発力というのはなくしてはいけない。なくさずにどう安定感を増していくかというのは毎年のテーマです。去年の一回悪くなったというのも、あそこまではもうならないと思うんですけど、波をなくさなきゃいけないなと。去年は逆にずっと下のほうで安定してしまったので、それをもっと高いレベルでキープしたいなと思っています。

・初めてのシーズン統合でのオフですが、難しさや変化はありますか？

シーズンは続いているんですけど、数字や賞金ランキングが続いているだけでオフの長さは変わらないですし、ダイキンから15戦目です、といわれても初戦っぽい感覚なので（笑）。難しいとか、気持ちや準備をいつもと変えなきゃとかはないですね。