＜日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 　3日目＞◇10日◇キングフィールズゴルフクラブ(6,700ヤード・パー72)

　千葉県にあるキングフィールズゴルフクラブで開催中の国内女子メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」3日目。首位と1打差の2位タイからスタートした横峯さくらが1つスコアを伸ばし、単独首位に浮上した。

さくら、好調をキープ！1打差2位Tに浮上【2日目】

　横峯は序盤の3番パー3でティショットをピン手前2メートルにつけバーディを奪取。首位を捉えるが、7番でティショットを左ラフに入れてそこからボギー、9番では3パットのボギーを叩いてしまい1打差で後半へ。「嫌な折り返しになってしまった」と回想した横峯だったが、10番と11番ではピンチをしのぎ、迎えた12番でグリーン奥約15メートルの距離からサンドウェッジでチップインバーディを奪取。「これで楽になりました」と気分を入れ替え、16番パー3では3メートルの下りのスライスラインを沈めバーディを奪取。何とかアンダーパーでフィニッシュし、2位に3打差をつけ首位に立った。

　初日、2日目ほどティショットが安定せず、7回もティショットをラフに入れてしまったが、そこから上手くパーセーブするなど「我慢するゴルフができたと思います」と納得のラウンド。3打差はつけたものの「差はあってないようなもの。今日はたくさんラフに入れてしまったので、しっかり調整して明日は自分のゴルフができるようにしたい」と油断はない。

　横峯はメジャー「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で2回勝っているが、日本タイトルは未獲得。これについては「1度も獲ったことがないので、獲ってみたい気持ちが強いけど、最終18番が終わってみないと分からないので」と控えめにコメントした。