もちろん、距離の短いパー4でもそうだ。チャンスホールをいかにしてものにするか。守備面だけでなく、攻撃面でもこれまで以上にウェッジの精度、アプローチの精度が求められるのだ。4番ユーティリティとピッチングウェッジを抜いて、ウェッジを4本(48°、52°、55°、58°)入れたのもパーを拾うアプローチだけでなく、攻めのバリエーションを増やす意味合いもある。思えば石川遼も米ツアー参戦時から同じように練習ラウンドで、「そこから試合で打つの?」といった40〜50ヤードの“中途半端”な場所から打つことが多くあった。
一方でショットの練習回数が減った。日本の女子ツアーは練習ラウンドで同じ場所からのショットは2球までと定められていることと、プレー時間を考慮してのことだろう。それだけショートゲームに時間と労力を割いている。
目の前の試合だけでなく、“その先”を見据えての練習も増えてきた渋野。4本のウェッジが体の一部となったとき、2つ目のビッグタイトルがより鮮明に見えてくる。(文・秋田義和)
一方でショットの練習回数が減った。日本の女子ツアーは練習ラウンドで同じ場所からのショットは2球までと定められていることと、プレー時間を考慮してのことだろう。それだけショートゲームに時間と労力を割いている。
目の前の試合だけでなく、“その先”を見据えての練習も増えてきた渋野。4本のウェッジが体の一部となったとき、2つ目のビッグタイトルがより鮮明に見えてくる。(文・秋田義和)