＜マンシングウェアレディース東海クラシック　事前情報◇15日◇新南愛知カントリークラブ 美浜コース(6,416ヤード・パー72)＞

　16日(金)から開幕する、国内女子ツアー「マンシングウェアレディース東海クラシック」。手首の故障のため2試合連続でトーナメントを欠場していた有村智恵が今大会で復帰を果たす。

　有村は優勝を果たした「CATレディース」から、TFCC(三角線維軟骨複合体)と呼ばれる手首のクッションの役目をする部位に違和感を感じ、「ゴルフ5レディス」、「日本女子プロ コニカミノルタ杯」の2試合を欠場。TFCC損傷は大相撲の武蔵丸やプロ野球ソフトバンクホークスの松中信彦らが苦しめられたことでも知られており、有村も長期欠場の可能性が指摘されていた。

　現時点では痛みは出ていないが、完治に時間がかかる部位だけに油断は出来ない。それでも有村は腹をくくっている。「ゴルフをしている以上、手首の痛みは出てくるので上手く付き合っていかなきゃいけないと思う。色んな方からアドバイスをいただいたので上手く吸収して今後気をつけたいと思います」。しっかりとしたケアとトレーニングでシーズン後半戦を戦い抜く構えだ。

　今季ここまで2勝。後半戦に向けギアを上げた矢先の怪我に休養中は「なんでこうなるの？」と思い悩んだ。それでも「何か意味があるんだ」と懸命に前を向き、有村は帰ってきた。目標に掲げた賞金女王への厳しい戦いはここから始まる。