今回の舞台となった琉球ゴルフ倶楽部は1年で3回しかないコーライ芝のグリーン。北海道出身の小祝にとってプロとなってから初めて体験するもので、「プロになりたての頃は特に苦手としていましたね」と辻村氏も振り返る。普段あまり感情を見せない小祝も「コーライで勝てて自信になりました」と語るほど。そこからどのようにして、4日目の平均パットは10番目となる「28.00」まで押し上げたのか。
「最初の沖縄から成長しているのはもちろんですが、実は普段練習しているホームコースのグリーンが偶然にも1月、2月とコーライ芝だったんです。そこで経験できたことも今回生きたのではないでしょうか。同じところで練習していた上田さんも、ダイキンに出始めてから初めて4日間3パットがなかったといっていました。そういった部分も後押ししたと思います」
■姉弟子・上田桃子の前で見せた小祝さくらの覚悟
なかでも辻村氏が成長した点に挙げたのがメンタル面だ。それを感じたエピソードがあるという。
2月の宮崎合宿最終日にチームの一人ずつが一言話していくときのことだ。大トリの上田の前に話すことになった小祝は、「今年は賞金女王を目標にします」と明言したのだ。当然女王になれるのは1人。大先輩の前で宣戦布告をしたかたちだ。
「小祝さんは普段はほんわかしていますが、実は頑固で自分を貫き通すタイプです。今までの小祝さんならありきたりなことを言って、トリの上田さんが大きな目標を掲げて“さくらちゃんも目指しなよ”と言われていたと思います。でも、今年は自ら言った。すごく強さと成長を感じました。言葉の力はとても大事。目標を掲げるというのはある種“ホラを吹く”というところがありますが、小祝さんは言葉に対する責任感が強いから覚悟を決めて練習する。そうして“ほら、みたことか”と言わせられるタイプです。だからこそ、最初にホラを吹けたことはとても大きな変化でした」(辻村)
「最初の沖縄から成長しているのはもちろんですが、実は普段練習しているホームコースのグリーンが偶然にも1月、2月とコーライ芝だったんです。そこで経験できたことも今回生きたのではないでしょうか。同じところで練習していた上田さんも、ダイキンに出始めてから初めて4日間3パットがなかったといっていました。そういった部分も後押ししたと思います」
■姉弟子・上田桃子の前で見せた小祝さくらの覚悟
なかでも辻村氏が成長した点に挙げたのがメンタル面だ。それを感じたエピソードがあるという。
2月の宮崎合宿最終日にチームの一人ずつが一言話していくときのことだ。大トリの上田の前に話すことになった小祝は、「今年は賞金女王を目標にします」と明言したのだ。当然女王になれるのは1人。大先輩の前で宣戦布告をしたかたちだ。
「小祝さんは普段はほんわかしていますが、実は頑固で自分を貫き通すタイプです。今までの小祝さんならありきたりなことを言って、トリの上田さんが大きな目標を掲げて“さくらちゃんも目指しなよ”と言われていたと思います。でも、今年は自ら言った。すごく強さと成長を感じました。言葉の力はとても大事。目標を掲げるというのはある種“ホラを吹く”というところがありますが、小祝さんは言葉に対する責任感が強いから覚悟を決めて練習する。そうして“ほら、みたことか”と言わせられるタイプです。だからこそ、最初にホラを吹けたことはとても大きな変化でした」(辻村)