＜明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント　2日目◇13日◇土佐カントリークラブ（高知県）◇6228ヤード・パー72＞

ときおり台風並みの風が襲った大会2日目。初日を1オーバーとしていたエイミー・コガ（米国）がまさかのラウンドに苦しめられた。奪ったバーディ1つに対して、2ボギー・2ダブルボギー・1トリプルボギー、そして16番パー4では「9」。この日だけで13オーバーの「85」。トータル14オーバー・116位タイで予選落ちに終わった。

かなりの強風に渋野日向子の髪もここまでなびく

1番からスタートして5ホールで8オーバー。「トリ・ダボ・ダボでもすごく頑張れば予選通過できるかもしれない」と鼓舞してプレーを続けた。折り返してバーディを1コ奪ったが、16番ではティショットを右の崖下に落とし、ホールに戻そうとしたショットが何回も木に当たり跳ね返されての「9」。「終わらないかと思った。本当に申し訳なくて」と肩を落としたが、こんなことでめげるわけには行かない。

「私は絶対にやめないです。本当に体調が悪くない限りやめないです」。年間30試合以上を経験するプロでもぶちあたる“まさか”の事態。それでもエイミーは、投げ出したりはしない。プロなら当たり前かもしれないが、心が折れても目をむくしかないからだ。

「きょうのコンディションのなかで回れば経験になるし、成長につながります。まだ今年始まったばかりだし、次につなげたい」。これで今大会をさることになったが、この日の経験とプロとしての意地は、必ず次戦に生かされる。