「彼女も私もそうですが、飛距離があるほうではありません。最近の若い選手は飛距離のある選手たちが頭角を現している傾向があり、最近の試合は距離も長く、コースセッティングが非常に難しく設定されています。そのなかで大事なことは、飛距離も大事ですが正確性。次の1打につないでいく、というのが大事なプレー。彼女は自分をちゃんと分析して分かっているから、その部分がとても上手です」
ジエの言う通り、西村は難コンディションほど力を発揮する。昨年行われた公式戦3試合は「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で7位タイ、「日本女子オープン」で11位タイ、「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で7位タイとどれも上位。さらに難コース・小樽カントリー倶楽部で行われた「ニトリレディス」でも9位タイと好成績を挙げている。
実はいま挙げた5試合のうち、ジエは4試合で勝っている。そういったこともあってか、「私と似ていると思います。自分の長所をよく知っている。分析している。そこに集中している」とまでいう。ちなみに20年にジエが勝った2試合と西村が勝った試合、ともに敗れたほうはトップ10に入っていることも付け加えておく。
「より磨いていけば、彼女はさらに素晴らしい選手となると思います。大きくなれると思います」と期待をかけたジエ。さらに付け加えて、「彼女のそういった正確性にフォーカスしていく姿はこれからの後輩たちにも印象を与えることができると思います」とも。自分の背中を見て育つ小柄なショットメーカーに、自分の思いを重ねていた。
申ジエ(しん・じえ)
1988年4月28日生まれ、韓国全羅道出身、スリーボンド所属。155センチという身長で母国韓国、そして米国の賞金女王に輝いたジエが、日本ツアーを主戦場に移したのが2014年。「温かい人間味を感じる国でやってみたい」というのが理由で、本格参戦後は元世界ランク1位の名に違わぬ実力でカップを積み重ねている。また、たびたび児童施設に寄付するなど人格者としても後輩たちの良い手本に。米ツアー時代は最終日に無類の強さを発揮することから“Final Round Queen”と呼ばれており、日曜日の強さは日本になっても変わることはない。
ジエの言う通り、西村は難コンディションほど力を発揮する。昨年行われた公式戦3試合は「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で7位タイ、「日本女子オープン」で11位タイ、「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で7位タイとどれも上位。さらに難コース・小樽カントリー倶楽部で行われた「ニトリレディス」でも9位タイと好成績を挙げている。
実はいま挙げた5試合のうち、ジエは4試合で勝っている。そういったこともあってか、「私と似ていると思います。自分の長所をよく知っている。分析している。そこに集中している」とまでいう。ちなみに20年にジエが勝った2試合と西村が勝った試合、ともに敗れたほうはトップ10に入っていることも付け加えておく。
「より磨いていけば、彼女はさらに素晴らしい選手となると思います。大きくなれると思います」と期待をかけたジエ。さらに付け加えて、「彼女のそういった正確性にフォーカスしていく姿はこれからの後輩たちにも印象を与えることができると思います」とも。自分の背中を見て育つ小柄なショットメーカーに、自分の思いを重ねていた。
申ジエ(しん・じえ)
1988年4月28日生まれ、韓国全羅道出身、スリーボンド所属。155センチという身長で母国韓国、そして米国の賞金女王に輝いたジエが、日本ツアーを主戦場に移したのが2014年。「温かい人間味を感じる国でやってみたい」というのが理由で、本格参戦後は元世界ランク1位の名に違わぬ実力でカップを積み重ねている。また、たびたび児童施設に寄付するなど人格者としても後輩たちの良い手本に。米ツアー時代は最終日に無類の強さを発揮することから“Final Round Queen”と呼ばれており、日曜日の強さは日本になっても変わることはない。