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岡山絵里は『ショートスラントネック』を使い、“面”で打つストロークへ進化【今週の注目パター】

岡山絵里は『ショートスラントネック』を使い、“面”で打つストロークへ進化【今週の注目パター】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2021年4月10日 12時00分

一般的なパターはヘッドのヒール側からシャフトが入っている。それだと「ヘッドの真ん中で打っているのか、端で打っているのか、感じ方が鈍ってしまう」。それに対しセンターシャフトは、真ん中から真っすぐシャフトが伸びている。真ん中で打てれば真っすぐ転がるが、ヒール側に外せばフェースが閉じ、トゥ側に外せばフェースが開こうとするので、ミスヒットに対し、より敏感になれるのだ。プロにとってパッティングはとても繊細なもの。南氏は「考えすぎないように」と、あえてセンターシャフトにした理由を岡山には説明しなかった。

岡山はセンターシャフトのパターで好感触を得て、「先生、このパターで行ってきます」と昨年12月の全米女子オープンでは13位タイに入った。日本に戻ると、また岡山のパター探しが始まることになる。「今年のオフにメーカーさんから何本もパターを送ってもらいました。それであのパターに決まったんです」と南氏。岡山が選んだのは、ツノ型のショートスラントネック、『ホワイトホットOG #7S』だった。

「岡山プロはピン型があまり好きではない。大きいマレット型は真っすぐ打つイメージが強くて反応してしまう。だから自分でちょっと操作できるツノ型が良かったんです」と南氏はいう。ヘッドが小さいピン型は操作性が高いが、その分ミスヒットには弱い。大きいマレット型はミスヒットに強いが、操作性は低くロングパットのタッチは合わせづらい。その2つの中間の大きさであるツノ型がはまったというわけだ。

さらにネックの形にも意味がある。「一般的なベントネックだとヘッドが遅れるから、反応して引っかけるイメージが出てしまう。それにストロークでは“箱”が動くイメージでフェース面を感じにくいんです。岡山プロがショートスラントネックにしたのは、フェース面を感じやすくするためです」。第一段階として、センターシャフトで練習したことで打点のバラつきが少なくなった。今度は第二段階として、ネックの短いパターで“点”ではなく“面”でとらえる感覚を養い、3年ぶりのツアー優勝につなげた。

もともとショットには定評があった岡山が、不安のあったパッティングに自信をつけた。「今後はグリーンの速さにどう対応するのかが課題。まだまだこれからです」と南氏。岡山が次にパターを替えたときは、さらなる上達ステップに進んだときかもしれない。

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