＜富士フイルム・スタジオアリス女子オープン　最終日◇11日◇花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース（兵庫県）◇6390ヤード・パー72＞

トータル5アンダーで並んだ小祝さくらとのプレーオフを制し、稲見萌寧が2週連続優勝を達成。今季4勝目（通算5勝目）を挙げた。

ウィニングパットを沈めてこのガッツポーズ！【LIVEフォト】

28ホールの長丁場で「ラウンド中は放心状態でした」と疲労感たっぷりだった第2ラウンドを乗り越え、トータル3アンダーのトップタイで最終ラウンドをスタート。前半は2番のバーディのみにとどまったが、12番のボギーを挟み15番からの3連続バーディで単独トップに立った。しかし1打リードで迎えた18番でボギーを打ち、“延長戦”をプレーすることが決まった。

18番ホール繰り返しのプレーオフでは、2ホール目で7メートルほどのバーディパットをねじ込み決着。カップインした瞬間は右手を高々とあげ、その後キャディと喜びを分かち合った。

先週の「ヤマハレディースオープン葛城」に続く優勝。初日に6時間30分のスタート遅れが発生するなどした“波乱の大会”を劇的に制したラウンド後には、「さくらさんと一緒なので、楽しいプレーオフになると思いました。2週連続優勝ができたことが心のなかに残る。一番の目標はメジャー優勝。そこに向かって毎週常に上位で戦えるよう頑張ります」と今後への意気込みを話した。