＜日本女子オープンゴルフ選手権競技　3日目◇1日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,383ヤード・パー70)＞

　国内女子メジャー第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」の3日目は、メジャーのタフなコースセッティングと難しい風に各選手大苦戦。8位タイスタートの宮里藍も、2バーディ・4ボギー・1ダブルボギーとスコアを4つ落としたが、なんとか踏みとどまり4位に浮上した。

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　スコアを1つ落として迎えた17番パー3。「左からの風と思ったが、具合が変わって流されていった」という宮里のショットは左の木にあたり池に落ちた。それまで丁寧なゴルフを続けてただけに痛恨のミス。ダブルボギーを叩いて後退すると、18番でもボギーを叩き3日目を終了した。

　「上がり2ホールは残念でしたが、耐えるところは耐えて自分のプレーができた」1番でバーディ発進すると硬く乾いたグリーンにも上手く対応。「なるべく無理せず(グリーンの)真ん中に乗せるプレーを続けた」とフィーリングが良かったというショット、パットで難コースに立ち向かった。

　3日目が終わって首位の選手のスコアがイーブン以上となったのは、室蘭ゴルフ倶楽部で開催された01年大会以来となり、最終日の優勝スコアは島袋美幸のトータル14オーバー。当時アマチュアだった宮里は、トータル22オーバー5位タイと健闘しているが、ホールアウト後には思わず「室蘭を思い出しました…」とポツリ。日に日に増す和合の難しさに疲労感を隠せなかった。