<日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日◇2日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,383ヤード・パー70)>
国内女子メジャー第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」の最終日。単独首位でスタートした馬場ゆかりが、1バーディ・5ボギー・1ダブルボギーとスコアを6つ落としながらもトータル12オーバーで優勝。08年の「ライフカードレディスゴルフトーナメント」以来となる約3年ぶりの優勝をメジャーの舞台で飾った。
「絶対に獲りたかったけど…」笠りつ子、最終18番に泣く
序盤からスコアを落とした馬場は、優勝争いには踏みとどまっていたものの自分のリズムをつかめないままのゴルフが続いていた。ミスショットや思い通りに打てないパットに「何をやっているんだろう」。そう思い始めた馬場は、9番で8メートルのバーディを沈めてから息を吹き返す。
同じ最終組の笠りつ子、昨季賞金女王のアン・ソンジュ(韓国)、宮里藍らと我慢比べを続ける中、馬場は後半では12番のボギー1つのみに収めた。勝負を決めた最終18番では、首位に並んでいた笠がティショットがラフにつかまるミス。馬場は「アゲインストが強かったが低い球でラインを出した」とティショットをフェアウェイに運ぶと、残り179ヤードのセカンドショットをピン奥5メートルにオン。パーをセーブできなかった笠に対し、確実に2パットで収め、今年の女子ゴルファー日本一に輝いた。
昨季の馬場は未勝利ながら賞金ランキング4位。2位や3位に何度も甘んじても人前で泣くことはなかった。だが「陰では泣いていました。お風呂に入っているときなど」。一人の時間になるとおのずと考え辛さが込み上げてきた。「だから今日は笑って終わりたかった。涙より笑っていたかった」3年ぶりの優勝を満面の笑顔で締めてくれた馬場。149センチと小柄だが「小さくてもメジャーを獲れるという勇気を与えることができましたね」と語ってくれた。
国内女子メジャー第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」の最終日。単独首位でスタートした馬場ゆかりが、1バーディ・5ボギー・1ダブルボギーとスコアを6つ落としながらもトータル12オーバーで優勝。08年の「ライフカードレディスゴルフトーナメント」以来となる約3年ぶりの優勝をメジャーの舞台で飾った。
「絶対に獲りたかったけど…」笠りつ子、最終18番に泣く
序盤からスコアを落とした馬場は、優勝争いには踏みとどまっていたものの自分のリズムをつかめないままのゴルフが続いていた。ミスショットや思い通りに打てないパットに「何をやっているんだろう」。そう思い始めた馬場は、9番で8メートルのバーディを沈めてから息を吹き返す。
同じ最終組の笠りつ子、昨季賞金女王のアン・ソンジュ(韓国)、宮里藍らと我慢比べを続ける中、馬場は後半では12番のボギー1つのみに収めた。勝負を決めた最終18番では、首位に並んでいた笠がティショットがラフにつかまるミス。馬場は「アゲインストが強かったが低い球でラインを出した」とティショットをフェアウェイに運ぶと、残り179ヤードのセカンドショットをピン奥5メートルにオン。パーをセーブできなかった笠に対し、確実に2パットで収め、今年の女子ゴルファー日本一に輝いた。
昨季の馬場は未勝利ながら賞金ランキング4位。2位や3位に何度も甘んじても人前で泣くことはなかった。だが「陰では泣いていました。お風呂に入っているときなど」。一人の時間になるとおのずと考え辛さが込み上げてきた。「だから今日は笑って終わりたかった。涙より笑っていたかった」3年ぶりの優勝を満面の笑顔で締めてくれた馬場。149センチと小柄だが「小さくてもメジャーを獲れるという勇気を与えることができましたね」と語ってくれた。