右手が左手の上にくるクロスハンドグリップでパットを行う稲見。昨年までの不振を解消するために、ことしから右ワキをこぶし1コぶん開けるようにして劇的に改善した。これにより転がりがよくなり、どんなグリーンでもミスパットを減らすことで、スコアをつくっている。
さらに改善したのは、リカバリー率。先を見据えて、バンスをうまく使った打ち方をコーチと取り組んでいるなか、63.8158%(19年)から71.5827%(20-21年)、順位で見れば14位から1位に浮上している。グリーンに乗ればバーディ、外してもパーセーブという基本がすべて整っていれば、この無敵状態はしばらく続くとみてもよさそうだ。
「風も強いし嫌い(笑)」という春先でこれだけの結果を出した稲見。スコアが出にくい大会でアンダーパーをマークしてきた稲見。これからの季節、暖かくなりグリーンも止まる時季に入るが、今の状態をキープすれば、21年だけで不動裕理の持つ年間10勝の最多記録更新も夢ではない。(文・高桑均)
さらに改善したのは、リカバリー率。先を見据えて、バンスをうまく使った打ち方をコーチと取り組んでいるなか、63.8158%(19年)から71.5827%(20-21年)、順位で見れば14位から1位に浮上している。グリーンに乗ればバーディ、外してもパーセーブという基本がすべて整っていれば、この無敵状態はしばらく続くとみてもよさそうだ。
「風も強いし嫌い(笑)」という春先でこれだけの結果を出した稲見。スコアが出にくい大会でアンダーパーをマークしてきた稲見。これからの季節、暖かくなりグリーンも止まる時季に入るが、今の状態をキープすれば、21年だけで不動裕理の持つ年間10勝の最多記録更新も夢ではない。(文・高桑均)