「ベテランの強みは何かなと考えた時に、どの選手よりも1番基礎ができる選手になろうと思いました。残りどれくらいプレーできるかは分からないけど、後輩たちにも『基本が大事』と伝えられる。自分もそこれが自信につながる。誰よりも基礎を大事にしよう、そう思いました」
かつて何度も繰り返した100ヤード以内のショット練習も、経験を積んだ今では2〜3球にまで減少。最近では、これまでにはないミスも試合で出るように、それが違和感にもなっていた。「地に足がついていなかった」という自分を律するために、ここで“初心”に立ち返ることを決意した。
「これまでは自分が1番だと思ってやっていましたけど、先輩たちが見せてきてくれたものを、後輩にも見せないと。泥臭くというか、うまくやろうと思っていた。年齢に関係なく勝つための姿勢は見せたい。後輩たちからも刺激もらっているので切磋琢磨していければ」
これが新たな上田桃子のスタイルだ。来週は今年初のメジャー大会「ワールドレディス サロンパスカップ」を迎える。これまでの勝利のなかに公式戦のタイトルはなく、「メジャーで優勝したい」というのは積年の思い。そしてこの後も、誰よりも基礎練習を繰り返し“悲願成就”を実現してみせる。(文・間宮輝憲)
かつて何度も繰り返した100ヤード以内のショット練習も、経験を積んだ今では2〜3球にまで減少。最近では、これまでにはないミスも試合で出るように、それが違和感にもなっていた。「地に足がついていなかった」という自分を律するために、ここで“初心”に立ち返ることを決意した。
「これまでは自分が1番だと思ってやっていましたけど、先輩たちが見せてきてくれたものを、後輩にも見せないと。泥臭くというか、うまくやろうと思っていた。年齢に関係なく勝つための姿勢は見せたい。後輩たちからも刺激もらっているので切磋琢磨していければ」
これが新たな上田桃子のスタイルだ。来週は今年初のメジャー大会「ワールドレディス サロンパスカップ」を迎える。これまでの勝利のなかに公式戦のタイトルはなく、「メジャーで優勝したい」というのは積年の思い。そしてこの後も、誰よりも基礎練習を繰り返し“悲願成就”を実現してみせる。(文・間宮輝憲)