<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇9日◇茨城GC東C(茨城県)◇6630ヤード・パー72>
最終日は首位と3打差の2位タイからスタートした西村優菜が、6バーディ・1ボギーの「67」をマークし、大会記録となるトータル14アンダーで国内メジャー初優勝を挙げた。勝因を聞かれた西村は「1打差で後半を迎えて優勝を意識し、強い気持ちのプレーを心がけました。(13番で)首位に立ってからは本当に緊張していたけど、自分のプレーに集中できたのが良かった」と語った。
18番グリーンで待っていた古江彩佳が西村優菜を祝福【大会フォト】
メジャーの優勝争いの中心にいても「特別に苦しかった点は思い浮かばない」と振り返る。6630ヤードと長いコース設定には「練習ラウンドのときからアウトコースは距離が長くて、セカンドでウッドを持つことが多かった。正直、距離が出ないと厳しいかなと思いましたが、自分のパッティングのフィーリングはすごく良かった」と問題にせず。理由は得意の7番、9番のショートウッドだ。
「私はセカンドショットで160〜170ヤードが残ってしまうことが多いんです。飛ぶ選手はアイアンで打てるけど私はウッド。ハンデはあるけど、ショートウッドに自信がありますし、それをアイアンと同じように打てたらいいと思う」と話す。
西村の番手別飛距離を見てみると5番ウッド、7番ウッド、9番ウッド、6番ユーティリティと10ヤード刻みで距離が詰まってウッド系が厚め。一方で、ウェッジは50度、58度とロフトピッチが開いたセッティングとなっている。
ヘッドはすべて契約するキャロウェイ製で、シャフトはすべてフジクラ製を愛用。フジクラのツアー担当・貞包聡介氏は大会前から“予感”を感じていたという。
「前回優勝時からシャフトは不変で、ユーティリティに『MCH 60R』、アイアンに『MCI 70R』 、ウェッジに『MCI 80S』 を使ってくれています。今週、西村プロの練習を確認した際、全クラブの出球が一定で安定しており、特にアイアンとウェッジのコントロールが抜群でした」(貞包氏)
アイアンよりもウェッジのほうが、重くしっかりしたシャフトを差しているのはなぜか、西村に聞いてみた。「ウェッジはアイアンと同じシャフトだと少し左に飛んでいたので、あまり左に行かない球が打ちたくて重くしています」。そのウェッジでのコントロールショットやグリーン周りでのアプローチがビタビタ寄っていた。
また、「パッティングの練習は嫌いじゃないです」という西村は毎朝、フジクラ製の練習用シャフト『MCI PRACTICE』をつけたパターで練習を行っている。シャフトがやわらかいため、打ち急ぐと真っすぐコロがすことができないのだ。これで「パッティングのテンポが早くなりすぎないようにしている」と、13フィートを超える高速グリーンを見事に攻略した。
最終日は首位と3打差の2位タイからスタートした西村優菜が、6バーディ・1ボギーの「67」をマークし、大会記録となるトータル14アンダーで国内メジャー初優勝を挙げた。勝因を聞かれた西村は「1打差で後半を迎えて優勝を意識し、強い気持ちのプレーを心がけました。(13番で)首位に立ってからは本当に緊張していたけど、自分のプレーに集中できたのが良かった」と語った。
18番グリーンで待っていた古江彩佳が西村優菜を祝福【大会フォト】
メジャーの優勝争いの中心にいても「特別に苦しかった点は思い浮かばない」と振り返る。6630ヤードと長いコース設定には「練習ラウンドのときからアウトコースは距離が長くて、セカンドでウッドを持つことが多かった。正直、距離が出ないと厳しいかなと思いましたが、自分のパッティングのフィーリングはすごく良かった」と問題にせず。理由は得意の7番、9番のショートウッドだ。
「私はセカンドショットで160〜170ヤードが残ってしまうことが多いんです。飛ぶ選手はアイアンで打てるけど私はウッド。ハンデはあるけど、ショートウッドに自信がありますし、それをアイアンと同じように打てたらいいと思う」と話す。
西村の番手別飛距離を見てみると5番ウッド、7番ウッド、9番ウッド、6番ユーティリティと10ヤード刻みで距離が詰まってウッド系が厚め。一方で、ウェッジは50度、58度とロフトピッチが開いたセッティングとなっている。
ヘッドはすべて契約するキャロウェイ製で、シャフトはすべてフジクラ製を愛用。フジクラのツアー担当・貞包聡介氏は大会前から“予感”を感じていたという。
「前回優勝時からシャフトは不変で、ユーティリティに『MCH 60R』、アイアンに『MCI 70R』 、ウェッジに『MCI 80S』 を使ってくれています。今週、西村プロの練習を確認した際、全クラブの出球が一定で安定しており、特にアイアンとウェッジのコントロールが抜群でした」(貞包氏)
アイアンよりもウェッジのほうが、重くしっかりしたシャフトを差しているのはなぜか、西村に聞いてみた。「ウェッジはアイアンと同じシャフトだと少し左に飛んでいたので、あまり左に行かない球が打ちたくて重くしています」。そのウェッジでのコントロールショットやグリーン周りでのアプローチがビタビタ寄っていた。
また、「パッティングの練習は嫌いじゃないです」という西村は毎朝、フジクラ製の練習用シャフト『MCI PRACTICE』をつけたパターで練習を行っている。シャフトがやわらかいため、打ち急ぐと真っすぐコロがすことができないのだ。これで「パッティングのテンポが早くなりすぎないようにしている」と、13フィートを超える高速グリーンを見事に攻略した。