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諸見里しのぶがツアー初のコースセッティング 選手目線が生かされるとき、邪魔なとき

諸見里しのぶがツアー初のコースセッティング 選手目線が生かされるとき、邪魔なとき

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2021年5月13日 16時00分

一方で18番のパー5は「雨の影響もありますが、グリーン近くまで運ぶ選手もいると思う」と比較的短い496ヤードの設定。「運んでも簡単にはバーディを獲れないぞ、というピン位置にしたい」とバランスを考えながら、飛ばし一辺倒では攻略できない戦いを描いている。

担当になって一番感じるのは、セッティングも“自然との闘い”であるということ。「天気、特に雨量によっては水が溜まりやすい場所を考えたピン位置になりますし、思ったように芝が育ってくれなかったりもする。すごく自然に左右される。思った通りにはやらせてくれないんだなという難しさがある」と悩みは異なるも、選手時代と同じく自然と向き合わなければならない。いや、それ以上か。「天気予報のチェックする回数はめちゃくちゃ増えています(笑)。前日だけだったのが2週間前から」。コースを歩く回数も「3、4倍(笑)」と明らかに増えた。

優勝スコアは「12、13アンダーくらい」と考えていたが、こちらも天気を考えると再考の余地がある。「初日に北風5メートルほど吹きそうですし、2日目の雨が3ミリくらい。悪天候のときのことを再度検討したい」。できる限りの準備は全部やった。ルーキー・諸見里しのぶの“開幕戦”がいよいよ始まる。

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