<リゾートトラスト レディス 3日目◇29日◇セントクリークゴルフクラブ(愛知県)◇6605ヤード・パー72>
6月末に行われる最終プロテストに出場予定のアマチュア、岩井明愛(あきえ)が、1イーグル・1バーディ・2ボギーの「71」とスコアを伸ばし、首位と2打差のトータル7アンダー・単独4位に浮上。優勝することができれば、テストは免除となり晴れて日本女子プロゴルフ協会会員のプロとなる。
絵になる二人 みなみと明愛【大会フォト】
今大会2つ目となるイーグルで、上位に駆け上がった。それはバーディとボギーを1つずつ重ねて迎えた9番だった。ここでのティショットが、カート道ではねるラッキーも相まって、残り54ヤード地点まで飛ぶ“ビッグドライブ”に。すると続いて58度のウェッジで放ったセカンドショットを、直接カップに放り込んだ。「入ったところは見えました。流れがよくなかったなかで決められてよかった」。後半も1つボギーを叩いたものの、この“ショット・イン・イーグル”が史上8人目のアマチュア優勝へと近づけるビッグプレーになった。
明愛は二卵性の双子で、妹の千怜(ちさと)とともに今大会に出場。今年3月にそろって埼玉栄高を卒業し、現在は地元・埼玉県にある武蔵丘短大にこちらも2人で入学した。姉は昨年の「日本女子オープン」ローアマの資格で、妹は第1次予選から勝ち上がり、ともに最終プロテストを戦う。前回2人そろって出場した「パナソニックオープンレディース」では、初日に妹・千怜が首位と2打差の好発進。さらに明愛は優勝争いに加わり3位タイフィニッシュと活躍し、さらに“岩井ツインズ”の名をゴルフ界にとどろかせた。
そして今回、明愛のほうに一足先に“プロ”になるチャンスがめぐってきた。最終日への意気込みを聞けば「初日と変わらず今の平常心のままでプレーしたい。もちろん優勝したいですが、とりあえず楽しみたい」とコメントはすでにプロ顔負け。だがテスト免除について聞かれると「贅沢を言えば…」と、19歳らしいはにかんだ表情も浮かべた。前回の経験も生かして、今度こそ頂点をつかんでみせる。(文・秋田義和)
6月末に行われる最終プロテストに出場予定のアマチュア、岩井明愛(あきえ)が、1イーグル・1バーディ・2ボギーの「71」とスコアを伸ばし、首位と2打差のトータル7アンダー・単独4位に浮上。優勝することができれば、テストは免除となり晴れて日本女子プロゴルフ協会会員のプロとなる。
絵になる二人 みなみと明愛【大会フォト】
今大会2つ目となるイーグルで、上位に駆け上がった。それはバーディとボギーを1つずつ重ねて迎えた9番だった。ここでのティショットが、カート道ではねるラッキーも相まって、残り54ヤード地点まで飛ぶ“ビッグドライブ”に。すると続いて58度のウェッジで放ったセカンドショットを、直接カップに放り込んだ。「入ったところは見えました。流れがよくなかったなかで決められてよかった」。後半も1つボギーを叩いたものの、この“ショット・イン・イーグル”が史上8人目のアマチュア優勝へと近づけるビッグプレーになった。
明愛は二卵性の双子で、妹の千怜(ちさと)とともに今大会に出場。今年3月にそろって埼玉栄高を卒業し、現在は地元・埼玉県にある武蔵丘短大にこちらも2人で入学した。姉は昨年の「日本女子オープン」ローアマの資格で、妹は第1次予選から勝ち上がり、ともに最終プロテストを戦う。前回2人そろって出場した「パナソニックオープンレディース」では、初日に妹・千怜が首位と2打差の好発進。さらに明愛は優勝争いに加わり3位タイフィニッシュと活躍し、さらに“岩井ツインズ”の名をゴルフ界にとどろかせた。
そして今回、明愛のほうに一足先に“プロ”になるチャンスがめぐってきた。最終日への意気込みを聞けば「初日と変わらず今の平常心のままでプレーしたい。もちろん優勝したいですが、とりあえず楽しみたい」とコメントはすでにプロ顔負け。だがテスト免除について聞かれると「贅沢を言えば…」と、19歳らしいはにかんだ表情も浮かべた。前回の経験も生かして、今度こそ頂点をつかんでみせる。(文・秋田義和)