今季に入りティショットなどでもコントロール性を重視してきた。しかし、その弊害として「合わせるスイング」が飛ばし屋である自身の強みを消していた。「本来の自分の飛距離が分からなくなってしまった。合わせて曲がったり、距離がでなくなったり。しっかり合うと今度はピンを越えてしまう」。こうしてスコアメイクに苦労したことで、「距離を生かそうと、この試合の前に決めました」と一度原点回帰。するとスコアが伸びていった。
本来の“振り”も忘れそうになるなか、今週は短めの番手を握ってでも振り切ることを徹底。これがどれくらいかというと、「これまでが60%だとしたら、今は105%」。マン振りを超えるほどのイメージで、とにかく振ることを意識する。
「自分のプレーをしたいという気持ちが、いい方向にいってくれました。きょうはぐっすり眠れそうです(笑)。ダボもあったけど、それも私のゴルフかな」。バウンスバックの前には、14番でチップインバーディを決め、15番では8メートルのバーディパットをねじ込みもした。この終盤の“ルミ劇場”は、自分のゴルフを取り戻そうとする結果生まれたものだった。(文・間宮輝憲)
本来の“振り”も忘れそうになるなか、今週は短めの番手を握ってでも振り切ることを徹底。これがどれくらいかというと、「これまでが60%だとしたら、今は105%」。マン振りを超えるほどのイメージで、とにかく振ることを意識する。
「自分のプレーをしたいという気持ちが、いい方向にいってくれました。きょうはぐっすり眠れそうです(笑)。ダボもあったけど、それも私のゴルフかな」。バウンスバックの前には、14番でチップインバーディを決め、15番では8メートルのバーディパットをねじ込みもした。この終盤の“ルミ劇場”は、自分のゴルフを取り戻そうとする結果生まれたものだった。(文・間宮輝憲)