＜アース・モンダミンカップ　初日◇24日◇カメリアヒルズCC（千葉県）◇6622ヤード・パー72＞

優勝賞金5400万円の超高額大会が開幕した。国内男女ツアーを通じて史上最高額、選手たちの目の色が変わるのも当たり前。そんなビッグトーナメントで好スタートを切ったのが菊地絵理香だ。ボギーなしの7バーディで猛ダッシュ。「フェアウェイキープ優先です」と深く設定されたラフを避ける戦法で、いきなりアドバンテージを奪った。

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10番スタートからラフにつかまり、11番でもラフ。ところがここをパーでしのぐと波に乗った。「今年はドライバーを使わないホールが多い。例年は使っているんですけど、わりと3番ウッドのほうが多い。半々くらいです」と、そこからは飛距離よりも“曲げない”を最優先した。

「セカンドで中途半端な距離が残らなかったので、しっかり打ったら（ピンに）つくよね、という感じ。パッティングもイメージよく打てていたので、このスコアで上がれたと思います」。完璧なゴルフに笑みもこぼれる。

無理なく攻める安全策が奏功しているが、そんななかで「狙っている」というのがパー3。今大会は各ホールに高額のホールインワン賞がかけられているが、「それも1つの楽しみです。選手は大好きだと思います（笑）」と菊地も虎視眈々といった様子だ。最低500万円、最高800万円のホールインワン賞のため、積極的にピンを攻めていく構えだ。