<ニッポンハムレディスクラシック 最終日◇11日◇桂ゴルフ倶楽部(北海道)◇6763ヤード・パー72>
涙の後には“サプライズ”が待っていた。トータル14アンダーで並んだ若林舞衣子とのプレーオフを3ホール目で制し、2014年のプロ転向から8年目でツアー初優勝を挙げた堀琴音。勝利を確定させるパーパットを沈めると、一気に熱いものが込み上げてきた。そしてその瞬間を、姉の奈津佳もグリーンサイドで見守った。
晴れ晴れとした表情でスピーチをする堀琴音【大会フォト】
「私の初優勝、2勝目も妹が見ていてくれました。だから妹が優勝するときは必ずこの目で見たいとずっと思っていた」。それを実現するため、最終日の昼に羽田空港で飛行機に乗り、「急きょ」北海道に向かった。自身もこの大会には出場していたが、予選落ちしたためすでに帰宅。つまり会場にUターンした形だ。だがそのかいもあって、見たかった光景を目にすることに。これまでに唯一観戦した妹のラウンドは、まだアマチュアだった畑岡奈紗に敗れ2位に終わった、2016年の「日本女子オープン」だったが、そこから5年後、ようやく歓喜する妹を待ち構えることができた。
姉が来場していることを知らなかった琴音は、「プレーオフが終わってから知ったのでびっくり。初優勝を見たいと言ってくれていた。姉がいるという事は、勝てると思ってくれていたということなのでうれしい。目の前で優勝できてよかったです」と、この粋なはからいをよろこぶ。7歳で始めたゴルフ。そのきっかけを作ったのは3学年上の姉だった。13年の「アクサレディス」では、その姉のツアー初優勝の瞬間を見守る側だった。この時、「14 番ホールで 8 メートルくらいのバーディパットを決めたときは、すごいなと思いました」と感心する一方で、「姉ができたので私もできるんじゃないかと思った瞬間でした」という気持ちも芽生えた。
今週の舞台になった桂ゴルフ倶楽部には、まだ高校1年生だった11年に訪れている。それは当時ここで開催していた「ニトリレディス」で姉のデビュー戦を観戦するため。「18ホールついて、こんな難しいコースをアンダーで回るなんて自分には絶対無理だと思っていました。10年ぶりに来て、まさか自分が優勝できるなんて」。深い縁を感じている。
涙の後には“サプライズ”が待っていた。トータル14アンダーで並んだ若林舞衣子とのプレーオフを3ホール目で制し、2014年のプロ転向から8年目でツアー初優勝を挙げた堀琴音。勝利を確定させるパーパットを沈めると、一気に熱いものが込み上げてきた。そしてその瞬間を、姉の奈津佳もグリーンサイドで見守った。
晴れ晴れとした表情でスピーチをする堀琴音【大会フォト】
「私の初優勝、2勝目も妹が見ていてくれました。だから妹が優勝するときは必ずこの目で見たいとずっと思っていた」。それを実現するため、最終日の昼に羽田空港で飛行機に乗り、「急きょ」北海道に向かった。自身もこの大会には出場していたが、予選落ちしたためすでに帰宅。つまり会場にUターンした形だ。だがそのかいもあって、見たかった光景を目にすることに。これまでに唯一観戦した妹のラウンドは、まだアマチュアだった畑岡奈紗に敗れ2位に終わった、2016年の「日本女子オープン」だったが、そこから5年後、ようやく歓喜する妹を待ち構えることができた。
姉が来場していることを知らなかった琴音は、「プレーオフが終わってから知ったのでびっくり。初優勝を見たいと言ってくれていた。姉がいるという事は、勝てると思ってくれていたということなのでうれしい。目の前で優勝できてよかったです」と、この粋なはからいをよろこぶ。7歳で始めたゴルフ。そのきっかけを作ったのは3学年上の姉だった。13年の「アクサレディス」では、その姉のツアー初優勝の瞬間を見守る側だった。この時、「14 番ホールで 8 メートルくらいのバーディパットを決めたときは、すごいなと思いました」と感心する一方で、「姉ができたので私もできるんじゃないかと思った瞬間でした」という気持ちも芽生えた。
今週の舞台になった桂ゴルフ倶楽部には、まだ高校1年生だった11年に訪れている。それは当時ここで開催していた「ニトリレディス」で姉のデビュー戦を観戦するため。「18ホールついて、こんな難しいコースをアンダーで回るなんて自分には絶対無理だと思っていました。10年ぶりに来て、まさか自分が優勝できるなんて」。深い縁を感じている。