この18年は、生命線だったショットに狂いが生じ、予選落ちが続いた年。そして年末には2年間守ったシードを失うことにもなった。「なんでゴルフをやらないといけないのか? ゴルフをやめたい」とも考えていた時期だ。そんななかでも「常に前向きな言葉ばかりかけてくれる」というコーチが、再生への道を歩む力を与えてくれた。
そして優勝を決めた直後、堀はグリーンサイドで見守っていた原江里菜の胸に真っ先に飛び込んだ。この先輩プロも初優勝までを支えてくれた1人だ。18年に、苦しんでいる後輩の姿を見て、『私も苦しんでいたとき時がある。もしよかったら来てみない?』と、自らも指導を受ける森コーチを紹介したのが原だった。
メンタル面でも“やめたい”という気持ちも抱えるなかクラブを振り続けていた堀に、『練習をしているという事はまだゴルフが好きだということだし、あきらめられない証拠』と励ましの言葉をかけるなど、ケアし続けた。
「コーチや江里菜さんに支えていただきました。ゴルフをやめたいと思った時もあったし、やめられない自分もいた。そういう時に前向きな言葉をかけていただいた。そのおかげで今ここにいることができるのかなと思います」
「不安」も抱えながら、3年前にくだした“22歳の決断”は、25歳で1つの大きな実を結んだ。暗闇のなか足元を照らし続けてくれた人への感謝を胸に、「これから何勝もできるように頑張りたい」と次の勝利を目指していく。(文・間宮輝憲)
そして優勝を決めた直後、堀はグリーンサイドで見守っていた原江里菜の胸に真っ先に飛び込んだ。この先輩プロも初優勝までを支えてくれた1人だ。18年に、苦しんでいる後輩の姿を見て、『私も苦しんでいたとき時がある。もしよかったら来てみない?』と、自らも指導を受ける森コーチを紹介したのが原だった。
メンタル面でも“やめたい”という気持ちも抱えるなかクラブを振り続けていた堀に、『練習をしているという事はまだゴルフが好きだということだし、あきらめられない証拠』と励ましの言葉をかけるなど、ケアし続けた。
「コーチや江里菜さんに支えていただきました。ゴルフをやめたいと思った時もあったし、やめられない自分もいた。そういう時に前向きな言葉をかけていただいた。そのおかげで今ここにいることができるのかなと思います」
「不安」も抱えながら、3年前にくだした“22歳の決断”は、25歳で1つの大きな実を結んだ。暗闇のなか足元を照らし続けてくれた人への感謝を胸に、「これから何勝もできるように頑張りたい」と次の勝利を目指していく。(文・間宮輝憲)