今年から行ったスイング改造は「いろいろ試行錯誤しながらですが、全米女子プロのスタッツなどを見ると、3カ月前の日本の試合よりはよくなっている。完成はまだまだですが、それがちょっとずつ、自分でいろいろ試行錯誤できるようになったと思う。（五合目？）そのくらいですね」と言えるところまできた。「スイングを固めつつ、次は飛距離も（伸ばしたい）」と次なる段階も視界に入ってきた。だからこそ、それを突き詰める意味でも試合で調整する道を選んだのだ。

全英だけでなく、今後に向けても大事な3試合となる初戦に、「予選通過をしたい気持ちもありますが、まずは自分のゴルフをいろいろアメリカで発見したので、それをちょっとずつ試していきたい。3月の日本でやったときよりはショットの精度は上がっている。それを日本でも発揮できれば」と意気込んだ渋野。久々となる日本のギャラリーの前で成長を見せつつ、一段ずつ階段を上っていく。