そして、もともと調子がいいときでもスロースターターだっただけに、産後の状態ではなおさらなのだとも。それを助けているのが、キャディを務める夫の森川陽太郎さんだ。陽太郎さんの動きで特に印象的だったのは、グリーン上での横峯とのやり取り。陽太郎さんがラインをまたぎ幾度となく傾斜を確認し、横峯に耳打ちする姿が何度も見られた。

「主人は傾斜を足で確認しますが、私は目で確認。ラインを読むのは実は主人が80パーセントで私は20パーセントも読めていないんです」と、話すほど陽太郎さんに全幅の信頼を寄せる。

明日の最終日は産後初の挑戦。二人三脚と愛息の応援でどこまでスコアを伸ばせるか楽しみだ。（文・河合昌浩）