野澤が説明する上に距離を出す球とは高い球だ。フェースを開いたりするのではなく、ダウンスイングからインパクトに向かっていくときにリリースを早めに行うだけ、と打ち方をさらりと説明してくれたが、簡単にできることではない。野澤が青木の指導で技の引き出しを増やし、大きく成長しているのがうかがえる。
2日目を終えてトップの野澤が13アンダー。2位の若林舞衣子は12アンダーで、3位タイの大里桃子とイ・ミニョン(韓国)が10アンダーとなっている。55位タイまでがアンダーパーの成績で、予選通過はイーブンパーの67位タイ。2019年の前回大会の優勝スコアは小祝さくらの16アンダーだった。とにかくバーディを狙っていかなければ勝てない大会である。もちろん野澤もバーディを積極的に狙っている。
「距離のあるホールでは安全に置いていきますが、攻められるところはピンを積極的に狙っています。気をつけていることは、左腕と体の距離を変えないこと。できれば優勝したいけど、明日も楽しんで自分のプレーをします」と話すが、平均飛距離が250ヤードと飛ばし屋に入る野澤だけに、距離は大きな障害ではないだろう。武器の飛ばしに、青木コーチから伝授された技を駆使して、明日最終日もバーディラッシュを見せてくれるはず。夏が好きだという野澤が目指すは、初優勝だ。(文・河合昌浩)
2日目を終えてトップの野澤が13アンダー。2位の若林舞衣子は12アンダーで、3位タイの大里桃子とイ・ミニョン(韓国)が10アンダーとなっている。55位タイまでがアンダーパーの成績で、予選通過はイーブンパーの67位タイ。2019年の前回大会の優勝スコアは小祝さくらの16アンダーだった。とにかくバーディを狙っていかなければ勝てない大会である。もちろん野澤もバーディを積極的に狙っている。
「距離のあるホールでは安全に置いていきますが、攻められるところはピンを積極的に狙っています。気をつけていることは、左腕と体の距離を変えないこと。できれば優勝したいけど、明日も楽しんで自分のプレーをします」と話すが、平均飛距離が250ヤードと飛ばし屋に入る野澤だけに、距離は大きな障害ではないだろう。武器の飛ばしに、青木コーチから伝授された技を駆使して、明日最終日もバーディラッシュを見せてくれるはず。夏が好きだという野澤が目指すは、初優勝だ。(文・河合昌浩)