確かに毎日球を打ち、コースに出ていれば、ずっと絶好調を続けられるとは思えない。誰もがそうだろうが、流れが今ひとつの時期もあるだろう。だが、小祝はよく知られる練習の虫。調子が悪くなれば、意地でも良くする意識を持っている。試合に勝ったその日の夜にランニングを自ら課しているほどだ。北海道でも休みを取ることなく、毎日練習に励みスイングを整えていた。そしてはっきりと明言した。
「目標は賞金女王です。勢いのある選手が大勢いるのでこのままじゃ目標達成は危ないです。もっともっと練習して頑張ります。これまではシーズン最後の10試合くらいは成績を残せていませんでしたが、今年はラストスパートをかけて結果を残したいです」
シーズンの残りはもう半年もないとはいえ、まだ16試合もあるという見方もできる。現在の小祝の年間獲得賞金は1億4890万3583円。2位の稲見萌寧は1億4687万9549円。その差はたった202万4034円。東京五輪で銀メダルを獲得して勢いづく稲見が、スグそばにまで追ってきているだけに、まったく安心はできない。いや、安心できないというより、さらに奮起しなければいけない状況だ。
どんなに調子が良くとも現状に満足することがない、向上心の塊のような小祝がいかにして復調してくるのか。そして、どんなシーズン後半を作り上げてゆくのか、興味は尽きない。まずはシーズン再開最初のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントに注目だ。(文・河合昌浩)
「目標は賞金女王です。勢いのある選手が大勢いるのでこのままじゃ目標達成は危ないです。もっともっと練習して頑張ります。これまではシーズン最後の10試合くらいは成績を残せていませんでしたが、今年はラストスパートをかけて結果を残したいです」
シーズンの残りはもう半年もないとはいえ、まだ16試合もあるという見方もできる。現在の小祝の年間獲得賞金は1億4890万3583円。2位の稲見萌寧は1億4687万9549円。その差はたった202万4034円。東京五輪で銀メダルを獲得して勢いづく稲見が、スグそばにまで追ってきているだけに、まったく安心はできない。いや、安心できないというより、さらに奮起しなければいけない状況だ。
どんなに調子が良くとも現状に満足することがない、向上心の塊のような小祝がいかにして復調してくるのか。そして、どんなシーズン後半を作り上げてゆくのか、興味は尽きない。まずはシーズン再開最初のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントに注目だ。(文・河合昌浩)