1インチシャフトを長くしてもグリップを重くすれば、バランスはこれまでの34インチのときとほぼ変わらず振り感は同じだ。そして総重量が上がることで、手元の動きが安定しやすくなる効果もある。その効果が大きな大会で存分に発揮されたのだろう。
濱田は10メートルの長いバーディパットから1.5メートルの短いバーディパットまで、この日は決めていた。また「パッティングの調子が悪いときは前傾姿勢が深くなり頭が下がってしまい、手元が窮屈になっていました。それが1インチシャフトを長くしたことによって、構えが変わりストロークが大きくスムーズになりました」というメリットも話した。
「とにかく選手権は、他のメジャーよりも自分のなかでは大きな大会。メジャーだけあってセッティングは難しいですが、しっかりマネジメントを考えて回りたいです」と、気負いつつもそれを抑えて意欲を見せた濱田。ほどよいプレッシャーがほどよい緊張感と集中力を生み、明日以降もスコアを伸ばすことを予感させる。選手権という気負いがあるからこそ、濱田のメジャーでの初優勝は決して届かない目標ではないだろう。そして数多くのプロが「最後はパッティングが決める」とも言っている。選手権に熱い思いを持つ濱田の熱いプレーに期待したい。(文・河合昌浩)
濱田は10メートルの長いバーディパットから1.5メートルの短いバーディパットまで、この日は決めていた。また「パッティングの調子が悪いときは前傾姿勢が深くなり頭が下がってしまい、手元が窮屈になっていました。それが1インチシャフトを長くしたことによって、構えが変わりストロークが大きくスムーズになりました」というメリットも話した。
「とにかく選手権は、他のメジャーよりも自分のなかでは大きな大会。メジャーだけあってセッティングは難しいですが、しっかりマネジメントを考えて回りたいです」と、気負いつつもそれを抑えて意欲を見せた濱田。ほどよいプレッシャーがほどよい緊張感と集中力を生み、明日以降もスコアを伸ばすことを予感させる。選手権という気負いがあるからこそ、濱田のメジャーでの初優勝は決して届かない目標ではないだろう。そして数多くのプロが「最後はパッティングが決める」とも言っている。選手権に熱い思いを持つ濱田の熱いプレーに期待したい。(文・河合昌浩)