黒崎は植竹と日出高校(東京都)の同級生で、現在は男子下部ツアーのAbemaTVツアーに参戦している選手だ。植竹がもらったアドバイスは「テークバックでフェースを開く癖があるので、“右足の前まで真っすぐ引くこと。ちょっとシャット目でもいいから”と言われました」という。高校時代からともに練習に励み、汗を流した仲間だからこそ、植竹のスイングの癖を知っていたのだろう。
そして、「木下裕太プロ、津曲泰弦プロ、富村真治プロとラウンドする機会があったんですが、狙い方とかすごい勉強になりました。みなさん、特別なことはしていないんです。メリットとデメリットをちゃんと考えて、デメリットのあることは避ける。ボギーとかダブルボギーになるような攻め方はしないんです。今週は私も、無理に狙わないようにしています」と、ほかの男子プロからも技術向上のヒントを得たことも明かした。
そんな植竹だが、実は23歳にしてまだ身長が伸びているという。「この2〜3年で4センチも伸びました。足のサイズも1センチ伸びて27センチになっちゃいました」。ステップアップツアー時代には「スタミナをつけるためにも体重を増やしたい」とも言っていた。そのために励んだトレーニングの効果が体を大きくしたのだろうか。
いずれにしてもプロゴルファーとして体が大きいというのは、飛距離を稼ぎやすくなるなど大きな武器になる。その証拠に「スタッツを見ると全部よくなってきているんです。ショットも以前は、今ほどよくありませんでした」と植竹も言うほどで、現在、ボールストライキングでは稲見萌寧と並んで1位にランキングされている。ボールストライキングとは、トータルドライビングの順位とパーオン率の順位を合算した値。つまり飛んで曲がらない球を打つということだ。
最終日は、さらにチャージをかけて黄金世代10人目の優勝者となれるか?「あまり焦らず、無理に狙いにいかず、そのときに自分ができることに集中します」と話した植竹の慎重さが、メジャーの難コースを誰よりも攻略することを見守りたい。(文・河合昌浩)
そして、「木下裕太プロ、津曲泰弦プロ、富村真治プロとラウンドする機会があったんですが、狙い方とかすごい勉強になりました。みなさん、特別なことはしていないんです。メリットとデメリットをちゃんと考えて、デメリットのあることは避ける。ボギーとかダブルボギーになるような攻め方はしないんです。今週は私も、無理に狙わないようにしています」と、ほかの男子プロからも技術向上のヒントを得たことも明かした。
そんな植竹だが、実は23歳にしてまだ身長が伸びているという。「この2〜3年で4センチも伸びました。足のサイズも1センチ伸びて27センチになっちゃいました」。ステップアップツアー時代には「スタミナをつけるためにも体重を増やしたい」とも言っていた。そのために励んだトレーニングの効果が体を大きくしたのだろうか。
いずれにしてもプロゴルファーとして体が大きいというのは、飛距離を稼ぎやすくなるなど大きな武器になる。その証拠に「スタッツを見ると全部よくなってきているんです。ショットも以前は、今ほどよくありませんでした」と植竹も言うほどで、現在、ボールストライキングでは稲見萌寧と並んで1位にランキングされている。ボールストライキングとは、トータルドライビングの順位とパーオン率の順位を合算した値。つまり飛んで曲がらない球を打つということだ。
最終日は、さらにチャージをかけて黄金世代10人目の優勝者となれるか?「あまり焦らず、無理に狙いにいかず、そのときに自分ができることに集中します」と話した植竹の慎重さが、メジャーの難コースを誰よりも攻略することを見守りたい。(文・河合昌浩)