＜日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯　最終日◇12日◇静ヒルズカントリークラブ（茨城県）◇6680ヤード・パー72＞

稲見萌寧がメジャー制覇だ。国内女子ツアー公式戦の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」最終日。首位の西郷真央から1打ビハインドでスタートした稲見が、前半からバーディラッシュを見せ、終わってみれば2位に4打差の圧勝。今季8勝目、今年7勝目、そして悲願のメジャー優勝を果たした。

強烈なキック！稲見萌寧のキックボクシング特訓に潜入！

1番をバーディとし西郷に追いつくと、4番、6番、9番でもバーディ。折り返した10番、11番でも連続バーディを奪った。13番の難関パー4でもバーディを奪うと、瞬く間に後続を突き放して終盤へ。16番でも1つ伸ばし「64」のラウンド。終始安定したプレーで他を寄せ付けなかった。

「楽しく回る目標は達成できて、あとの2日間はチャンスに多くついたので、それをものにできてビッグスコアを出せてよかったと思います。最後の2日間で15アンダー出したので、それがビックリ」

昨年10月の「スタンレーレディス」でツアー2勝目を挙げると、統合となった2021年に入ってからはまさに優勝ラッシュ。3月に1勝、4月は3勝、5月にも1勝をマークすると、東京五輪の銀メダルを挟んで先月は「ニトリレディス」も制覇した。そして今回は目標と話していたメジャー制覇で、トップの座を確固たるものにした。