15番のパー5では絶好のポジションから2打目を無理に狙わず、グリーン手前の花道に運ぶと、圧巻だったのは3打目。約40ヤードの距離からキャリーとランを見事に合わせてバーディとした。何気ないパー5でのバーディに見えるが、この基本こそが稲見の強さだ。
対する渋野は、この15番でティショットを右に曲げてラフに打ち込むと、低く出した2打目はフェアウェイを転がり左のラフへ。それでもピン奥2.5メートルにつける3打目でなんとかバーディをもぎ取ったが、「スコアはいいけど内容が」と首をかしげるシーンがこのあとも目立った。
17番の短いパー4ではティショットを刻むも左のラフ。2打目はピンに対して飛んでいったが、ピンの先の下り傾斜に乗って6メートルも残った。これを沈めたが、「距離感も合っていなくて、『入っちゃった』感じ」と納得のバーディではない。続く18番でもフェアウェイからの103ヤードがグリーンをヒットせず手前の花道へ。13ヤードのアプローチをねじ込みチップインバーディとしたが、ここでもバーディを獲った喜びより悔しさが募る。
「自分がいつも練習している距離から乗らなくて」。課題に挙げ、練習時間の多くを割いてきた100ヤードの距離の2打目でチャンスを作れない結果に「う〜ん…」と考え込むなど、消化不良の1日となってしまった。
渋野自身は納得がいかない場面が多かったのも事実だが、12番では35ヤードのバンカーショットを80センチにつけパーをセーブするなど、「アプローチとパターで拾えた部分もあった」と評価すべき点も多い。それでもすぐ横で稲見の完璧なゴルフを見せつけられれば、「稲見選手はボギーを打たないゴルフ。私もそういうゴルフをいつかはできたらいいかな」とうらやむ気持ちも芽生える。
また「ショートサイドに外さない。リスクを背負わないなかでアンダーパーを出してきている。そういうのを自分もやりたい」とも。前半と後半合わせて左ピンのパー3で2度、左奥のショートサイドに外す場面もあったが、これはともにパーセーブ。磨いてきたアプローチでしのぐことはできているが、この2ホールで稲見は、安全なサイドをしっかりと捉えている。結果は同じパーでも、そんなスタイルの違いを感じざるを得ない。
対する渋野は、この15番でティショットを右に曲げてラフに打ち込むと、低く出した2打目はフェアウェイを転がり左のラフへ。それでもピン奥2.5メートルにつける3打目でなんとかバーディをもぎ取ったが、「スコアはいいけど内容が」と首をかしげるシーンがこのあとも目立った。
17番の短いパー4ではティショットを刻むも左のラフ。2打目はピンに対して飛んでいったが、ピンの先の下り傾斜に乗って6メートルも残った。これを沈めたが、「距離感も合っていなくて、『入っちゃった』感じ」と納得のバーディではない。続く18番でもフェアウェイからの103ヤードがグリーンをヒットせず手前の花道へ。13ヤードのアプローチをねじ込みチップインバーディとしたが、ここでもバーディを獲った喜びより悔しさが募る。
「自分がいつも練習している距離から乗らなくて」。課題に挙げ、練習時間の多くを割いてきた100ヤードの距離の2打目でチャンスを作れない結果に「う〜ん…」と考え込むなど、消化不良の1日となってしまった。
渋野自身は納得がいかない場面が多かったのも事実だが、12番では35ヤードのバンカーショットを80センチにつけパーをセーブするなど、「アプローチとパターで拾えた部分もあった」と評価すべき点も多い。それでもすぐ横で稲見の完璧なゴルフを見せつけられれば、「稲見選手はボギーを打たないゴルフ。私もそういうゴルフをいつかはできたらいいかな」とうらやむ気持ちも芽生える。
また「ショートサイドに外さない。リスクを背負わないなかでアンダーパーを出してきている。そういうのを自分もやりたい」とも。前半と後半合わせて左ピンのパー3で2度、左奥のショートサイドに外す場面もあったが、これはともにパーセーブ。磨いてきたアプローチでしのぐことはできているが、この2ホールで稲見は、安全なサイドをしっかりと捉えている。結果は同じパーでも、そんなスタイルの違いを感じざるを得ない。