ちなみに西村は最終日の難易度トップ3ホールをすべてバーディとしている。「外したときの悔しさそうな表情も印象に残ります。気の強さを感じます」と、そんなところも西村自身が言う“ギアを入れた”結果なのかもしれない。
■まるでベン・ホーガンのようなスイングの選手に期待
西村の圧巻勝利の裏で涙を呑んだのが植竹希望。先にトータル10アンダーでホールアウトしていた西村と同スコアで並び最終ホールに入ったが、ティショットを左の池に打ち込み初優勝を逸した。それでも、3戦連続でトップ4フィニッシュ。「初優勝にいちばん近いと言っても過言ではないと思います」と辻村氏も期待している選手だ。
特徴はスイングスピードの速さで一見パワフルなイメージがあるものの、辻村氏は伝説のゴルファーとの共通点を見いだす。「植竹さんはフェースの開閉が少ないスイングなんです。つまりフェースコントロールがうまい。比べるとするならば、ベン・ホーガンのようなスイング。ダウンスイングでクラブを体にひきつけて打つんです。体の近くをクラブが通るから曲がらない。ボールストライキングが1位なのは、このスイングがあるからです」。
パーオン率が3位で、ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率の順位から算出されるドライバーのうまさを示すトータルドライビングが2位。さらにこの両指標の順位から導き出されるショット力ナンバー1を表すボールストライキングで1位。ちなみに同率1位には稲見萌寧。「荒さはまだあるかも知れませんが、楽しみな選手です」と辻村氏が言うように、安定したショットを武器に、初優勝を果たす瞬間は近いとみてよさそうだ。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、山村彩恵、松森彩夏、小祝さくら、吉田優利、阿部未悠などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
■まるでベン・ホーガンのようなスイングの選手に期待
西村の圧巻勝利の裏で涙を呑んだのが植竹希望。先にトータル10アンダーでホールアウトしていた西村と同スコアで並び最終ホールに入ったが、ティショットを左の池に打ち込み初優勝を逸した。それでも、3戦連続でトップ4フィニッシュ。「初優勝にいちばん近いと言っても過言ではないと思います」と辻村氏も期待している選手だ。
特徴はスイングスピードの速さで一見パワフルなイメージがあるものの、辻村氏は伝説のゴルファーとの共通点を見いだす。「植竹さんはフェースの開閉が少ないスイングなんです。つまりフェースコントロールがうまい。比べるとするならば、ベン・ホーガンのようなスイング。ダウンスイングでクラブを体にひきつけて打つんです。体の近くをクラブが通るから曲がらない。ボールストライキングが1位なのは、このスイングがあるからです」。
パーオン率が3位で、ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率の順位から算出されるドライバーのうまさを示すトータルドライビングが2位。さらにこの両指標の順位から導き出されるショット力ナンバー1を表すボールストライキングで1位。ちなみに同率1位には稲見萌寧。「荒さはまだあるかも知れませんが、楽しみな選手です」と辻村氏が言うように、安定したショットを武器に、初優勝を果たす瞬間は近いとみてよさそうだ。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、山村彩恵、松森彩夏、小祝さくら、吉田優利、阿部未悠などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。