＜日本女子オープン　最終日◇4日◇烏山城カントリークラブ（栃木県）◇6550ヤード・パー71＞

渋野日向子が「かっちゃんだけ違うコースで回っていた（笑）」と評した異次元のゴルフで2位に6打差をつけて圧勝。メジャー初Vを果たした勝みなみが、2年後の米ツアー挑戦プランを話した。

誇らしげに優勝カップを掲げる勝みなみ【写真】

日本女子ナンバーワン決定戦を制して、いよいよ夢の舞台への一歩目を踏み出す。「まだどうなるか分からないですが、アメリカに行く方向で考えています」。かねて「メジャー大会に優勝するとシード権が3年もらえます。絶対に優勝したいって思います。米ツアーに行って、帰ってきてからその権利を使えたらいい。優勝したらすぐにでも行きたいです」と話していた通り、来年に米ツアーの予選会を受けて、23年に米ツアーへと向かう計画だ。

今年挑戦するプランもあったが、「受けようと思って8月に調べたら、（予選会の）締め切りが終わっていました。なので、来年まで（国内で）頑張ろうと思いました」。せっかくなので、と来年の期限までに世界ランキング75位以内に入り、Qスクール（予選会）最終からの受験を目指すことにした。

元々プロになった当初はあまり考えていなかったアメリカツアー。海外メジャーに出場していくなかで、日に日に行きたい気持ちが増していった。今年6月には「全米女子オープン」に出場。「しぶこ（渋野日向子）と久しぶりに会って、米ツアーの良さを教えてくれて、チャレンジしたい気持ちが強くなった。『早く来なよ』と言ってくれた。背中を押してくれているのかな」とライバルたちの言葉も思いを強くさせた。