「気持ちを切り替えて」打ったバーディパットは外れ、そして渋野の優勝が決まった。クラブハウスに戻る時には、体を小さくかがめながら号泣。キャディを務めた三觜喜一コーチのもとで学ぶ先輩プロの辻梨恵、高木優奈らから励ましの言葉をもらった時も涙は止まらない。「最初は悔し涙の方が強かったけど、上がってきてから(先輩が)すごく頑張ったねって言ってくれたので、その時に3日間頑張ってよかったなと思えた」。“悔しさ”と“喜び”。そんな両方の思いが、あふれ出たものの理由だった。
「有名なプロとプレーオフをするのは、自分としてはできすぎなんじゃないかな」。敗戦後は、清々しい表情でそう話した。そんな佐藤は、来週12日(火)から茨城県のザ・ロイヤル ゴルフクラブで行われるプロテスト第2次予選を受験する。「明日から練習ラウンドです」と休む間もなく、次なる大きな戦いに挑むことになる。「今はツアーに出る予定はないけど、プロテストで合格したら、またこの舞台に戻ってきて優勝できるように頑張りたい」。今大会通じての平均飛距離でも、並み居るプロを抑えて堂々の1位(平均260ヤード)。金の卵は、あまりにも強烈なインパクトを残して、熱戦の地を後にした。(文・間宮輝憲)
「有名なプロとプレーオフをするのは、自分としてはできすぎなんじゃないかな」。敗戦後は、清々しい表情でそう話した。そんな佐藤は、来週12日(火)から茨城県のザ・ロイヤル ゴルフクラブで行われるプロテスト第2次予選を受験する。「明日から練習ラウンドです」と休む間もなく、次なる大きな戦いに挑むことになる。「今はツアーに出る予定はないけど、プロテストで合格したら、またこの舞台に戻ってきて優勝できるように頑張りたい」。今大会通じての平均飛距離でも、並み居るプロを抑えて堂々の1位(平均260ヤード)。金の卵は、あまりにも強烈なインパクトを残して、熱戦の地を後にした。(文・間宮輝憲)