＜NOBUTA GROUP マスターズGC レディース　最終日◇24日◇マスターズゴルフ倶楽部（兵庫県） ◇6571ヤード・パー72＞

首位と5打差のトータル4アンダー・10位タイで3日目を終えていた稲見萌寧が、最終ラウンド前に腰痛のため棄権した。

インパクトはベタ足！ 稲見萌寧の“手打ち”アイアンスイング【連続写真】

先週の「富士通レディース」で腰痛を発症。前日の会見でも「きょうが一番ピークで腰が痛い」と話していたが、それは「何ていえばいいんだろう…朝起きたら動けなかった。プロアマから結構きていて、最初の2日間はまだ痛み止めが効いてたけど、昨日からそれも効かなくなって…段々悪化した」とプレーできないほどまでにひどくなった。逆転優勝も狙える位置だったけだけに、本人の悔しさもひとしお。コースを訪れ棄権を申し入れた時には、涙を流していた。

現在、2位の小祝さくらに約3986万円差をつけ賞金ランク1位に立つ。賞金総額2億円の高額大会で好成績をおさめれば、今後の女王レースの大きなアドバンテージになったが、それを諦めるほどの痛みとなった。なお小祝も3日目を終え10位タイにつけている。今後については「とりあえず病院に行って、間に合えば来週出ますけど、間に合わなかったらお休みします」と話した。

稲見の棄権は今年9月の「ゴルフ5レディス」に続いて今季2度目。今大会は前回行われた2019年で3位に入っているが、その前年の18年大会は棄権していた。